<   2012年 07月 ( 1 )   > この月の画像一覧

栄枯盛衰

ふと思い立ったので、バブルの頃と、現在の欧米株のセクターウェイトを見てみました。具体的な期間は2006年3月と2012年7月です。2006年3月がピークだったかわかりませんが、適当です。適当でいいじゃないすか。2006年、十分盛り上がってましたよ。
b0102654_10434362.png

2006年3月のバブルの最中の頃は欧州の金融セクターは何と3割ものウェイトを占めていたということのみならず、その後のバブル崩壊から欧州危機を経て現在では12%も縮小した18%程度に激しく縮小しています。英仏西伊瑞と主要国のほぼ全てで銀行を中心に巨大金融機関が株価的にも苦しみ続けていますので、まあ当然といえば当然。金融は西欧では今でも最大セクターですがそれでも他のセクターと比較して、突出して重要なセクター、というわけでもなくなってしまっております。

北米はバブルの頃でもセクターウェイトは22%だったものが現在では16%と6%の縮小で済んでいます。実際、北米は投資銀行は株価的に苦しんでおりますが、商業銀行のピュアプレーヤーで、バブル前からバランスシートの健全性を誇っていたWFC、USB、PNC等の優良銀行の株価水準はほぼバブル前の水準を回復させているなど、やはり北米の金融セクターはCやBAC等の問題銘柄は一部あったものの欧州に比べると健全さを維持していると言えるでしょう。

ただ、北米の金融セクターは最大ウェイトのセクターの地位をテクノロジーセクターに譲ってしまっております。テクノロジーセクターのウェイト拡大の最大の貢献銘柄は、言わずと知れたAppleですね。 欧州のテクノロジーセクターは北米とは対照的にセクターウェイトを縮小させていますが、これも言わずと知れたNokiaと、Ericssonでしょうね。もともとダメ銘柄だったAlucatel Lucentも相変わらずダメっぷりを発揮しており、産業として欧州の通信業界、本邦民エレセクターと同様非常に厳しい状況に追い込まれています。

欧米で共通しているのが、消費安定セクターのウェイトの拡大でしょう。これは欧米共にPackaged consumer goodsの巨大企業(ネスレ、ダノン、ユニリーバ、P&G、ケロッグ等)はグローバル企業が多く、エマージングの成長の恩恵を受けたということでしょうね。

特に今後の投資への示唆もなく、取り留めがなくなりそうなのでこのへんで。
[PR]
by linate | 2012-07-24 10:52 | マーケット雑感


株屋ですよ。


by linate

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
仕事
CFA
マーケット雑感
銀行員時代
学生生活・留学
その他
NY・アメリカ生活雑感
未分類

最新のトラックバック

民主党・鳩山代表を応援し..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
GM、連邦破産法適用申請
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
民主・中川氏「ドル建て米..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
‘UK has noth..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
経産次官「デイトレーダー..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..

以前の記事

2012年 11月
2012年 10月
2012年 07月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 07月
2011年 05月
2011年 01月
2010年 11月
2010年 08月
more...

フォロー中のブログ

ニューヨークの遊び方
本石町日記
TJアドバイザーズ代表T...
ベルリン中央駅
投資銀行家への道
ウォールストリート日記
Tori Box
ロンドンより愛を込めて
千丸日記
New York, NY...
PAA blog
It's a Small...
Playing with...

ブックマーク

ライフログ



その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧