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円高→工場流出→貿易赤字→経常赤字→円安→窮乏化?

特に最近在外の日本人からよく聞くビューに、経常赤字が確定すると永遠の円安スパイラルに陥って日本はもう窮乏化の一途だ!ってのが最近増えてますな。て円安がある程度すすめば普通本邦系企業は生産を日本に戻って貿易収支は改善するはずだと思うんですが。日本に生産拠点が戻らない根拠とは。人口は減りますが、それでも絶対的に韓国・台湾や一部東南アジア諸国を上回る若年人口は存在するわけでもありますし。2000年代半ば頃、トヨタは人口減の日本は安定的に円安傾向で推移すると見込んで生産拠点を戻していたなんて過去の事例もあるわけでありまして。
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by linate | 2012-02-21 15:11 | マーケット雑感

そろそろ春学期

久々の学生生活も早いもので2年目に突入しようとしています。

Sternのパートタイムは33単位が必修コア科目ですが(私はさすがにファイナンス基礎はwaiveさせてもらったので30単位)、選択科目は前提科目を履修し終えた限りは必修を全て終えなくても選択科目を履修することが可能です。一方で、スケジュールに色々制約のあるパートタイムの学生としては必ずしもコア科目の開講される曜日や時間帯が都合が良いわけでもなくなってきており、Stern 2年目となる春学期から自分も選択科目をちょぼちょぼ履修しようかという感じです。

で、春学期からは個人的に初の選択科目としてゲーム理論の授業を取るんですが、これは経済学科目ではなく戦略・マネジメント科目としての扱いで、まあそれはいいんですが、なぜかファイナル・プロジェクトとしてグループワークがあるんですよ。ゲーム理論の授業でどうして期末試験じゃなくてグループワークでのプレゼン?というのがシラバスを見た瞬間の感想でした。

これに限らずアメリカの授業と言うか、ビジネススクールの授業と言うか、Sternの授業と言うか、グループワークへの評価依存度の想像以上の高さに驚くと言うか、うんざりと言うかしています。例えば自分は履修していないのですが、財務諸表分析の授業で12週のうち最後3週はグループプレゼンの発表にのみに費やされる授業があります。私の個人的な考えかもしれませんが財務諸表分析とは実際の仕事においても非常に孤独な作業だと思います。せいぜい上司の意見をもとめる程度で。財務諸表分析の授業こそ淡々と行使は原理原則やテクニックを教え、試験で理解度を計り、ある企業の分析レポートを書かせて評価する、で十分だと思うのです。あえて財務分析をグループワークでやらせる意味が見出せません。それに、12週のうち9週をグループプレゼンって正直講師の怠慢だとしか思えないです。

グループワーク一般的に言っても、グループでよってたかってああでもないこうでもないと議論するのは全く無駄とは言いませんが、フルタイムの学生と違って四六時中キャンパスにいることを前提としない仕事を持つパートタイムの学生向けでまでグループワークを強いる意味が私は全く見いだせないのです。実際の仕事もチームやグループでやるのだから、それを授業でシミュレートすることには意義が有るはずだというargumentもあるでしょう。ただ、実際の仕事は各人が明確なfunctionというか役割を持ち、それを合わせて一つのプロジェクトや案件にあたりますが、b-schoolの授業程度のグループプロジェクトだと、function別に作業させるほど課題のscopeは広くはなく、結局は5〜6人がよってたかって一つの仕事を完成させようとし、正直こんな非効率なことは実際の仕事ではやらんわと思うわけです。

グループワークと並んで意味ないなあと思っているのは学生の積極的な授業への「参加」です。自分の意見や経験を積極的に授業中に発言することで、授業をinteractiveなものにし、一方的なlecture形式では得られないexperienceが得られるというのが、学生への積極的な授業への参加の「強制」の背後にある考え方なのでしょう。ただ、私の通うクラスは平均年令がおそらく25〜28程度で、せいぜい転職や違うファンクションへの移動が1〜2回程度で正直、職業人経験の浅い学生も多いです。なので、必死に発言してポイントを稼ごうという彼らの発言自体、個人的にはあまり価値を感じないし、そういう彼らの発言によりもたらされる経験よりも、一方的に経験豊かな講師に喋りまくってもらったほうがよほど授業料の投資効率としては高いと日々感じているわけです。もしかしたらこれはハードルの低いSternのパートタイム特有の現象で、Magnificient Seven等上位校の授業風景は全く違うのかもしれませんが。

と、アメリカの教育者というか教育システムはグループワークというか、学生の授業参加に何らかの強迫観念を抱いているか、過大な期待を抱き、教育効率を落としている側面が有るんではないかなと最近考えています。
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by linate | 2012-02-04 11:36 | 学生生活・留学


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