<   2006年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

トラバ

意味がないので塞ぎました。
[PR]
by linate | 2006-11-28 19:50 | その他

英語

銀行員2年目の時に、おそらくTOEICの点数が900オーバーしていたというだけの理由で、地方営業店から海外系の部署に放り込まれ欧州系中堅銀行の担当になっていました。
TOEIC900オーバーではあったもののあんなものは所詮ペーパーテストで、海外在住経験なんか全くなく、旅行英語に毛が生えた程度だったので、配属当初は自分が相手が何をしゃべっているかだけでなく自分が何をしゃべっているんか、何をしゃべっていいのかわからない状態でした。特に電話。面と向かって会っていればジェスチャーや雰囲気で推し量ることができたりもするのですが、電話ではそれができず恐怖以外の何者でもありませんでした。ですので、日頃のコミュニケーションはe-mailでできるだけすませるようにしていました。ただ緊急の場合等にはどうにも電話をしなければならない場面も発生しますので、そういう場合はあらかじめWord等で原稿を作り、電話をかけるとその原稿を読み、後は「Oh, yes」とか「Correct」とか単語だけでどうにかこうにか会話をするという状態でした。一方で勤務先はけちけち邦銀でしたので、英文契約書はよほどのことがない限り弁護士にレビューしてもらったりドラフトしてもらったりなんてのはできませんでした。法務部もパンク状態でしたので、急いでいるときは最悪自分一人でどうにかしなければなりませんでした。Amendment程度なら一人でも余裕でどうにかなりますが、自分でスクラッチから契約書をドラフトさせられたときには「ほんとにこんな契約書締結していいのかよ」と疑問に思いながら仕事をし、法務部が間に入ってくれないので、米系Law Firmの弁護士と一人で交渉しているときはさすがに「なんで3年目の俺が法律のプロ相手に一人でやり合ってるんだよ」と愚痴の一つもこぼしたくなりました。
転職後はこれまた英語ができると言うことでアジア太平洋地域でのLeveraged Financeの担当になりました。欧州と違い時間帯がほぼ同じなので、自分はe-mailですませようとしても容赦なく向こうから英語の電話がかかってきます。さらにオーラルコミュニケーション以外の点でも、leveraged finance関連のローン契約、担保契約、株式売買契約等Transaction Documentsの膨大な分量に卒倒しそうになりました。前職は相手方も銀行員にほぼ限定されていましたがこの仕事は、世界各地の投資銀行、商業銀行、PEファーム、弁護士事務所とカウンターパーティーの幅もだいぶ広がり、ビジネス英語の実力がついていったのはこのころでした。さすがに電話するのに事前に原稿を用意する必要もなくなりました(笑)

で本題ですが、ビジネス英語は不自由しなくなりましたが、日常会話は未だに不自由します。よく英語の流ちょうさのランクとして、ネイティブ並の次がビジネス英語、その次が日常会話なんてランキングがありますが、日常会話とビジネス英語の順序が逆なんじゃないのと思っています。ビジネス英語は業界、案件によって要求されるterminologyが非常に限定的ですし、喋り方や文書の書き方は丁寧で砕けていないので、リスニングが何とかなれば簡単に意思疎通できるようになるのも割と速いと感じています。一方で、日常会話になると、それこそ使われる英単語のユニバースは無限だし、教科書やビジネスではお目にかかることのない単語や熟語が不意に飛び出してきます。また、相手と同じ常識を持っていないと、言葉そのものは理解できても会話の内容自体が理解不能ということもままあります。未だに飛行機で隣に座った英米人と会話してももちませんし、向こうでクイズ番組を見ていても問題も理解できなきゃ、解答を聞いてもまったくピンときません。映画やドラマなんかも同様です。

日常会話を日本にいながら上達させる方法ってなんかないものでしょうか。
[PR]
by linate | 2006-11-27 20:34 | その他

Taking over a national flag carrier

b0102654_2337349.jpg先日のUS/DLに続いてQantasがMacquarie Bank・Texas Pacific Group連合から買収のオファーを受けていることが報じられました。報道されているディール総額はUSD換算で$7.6bnとUS/DLに匹敵する規模のディールです。ディールのバックグラウンドは、第一に有利子負債が比較的少ない企業なのでもっと借入を起こしてrecapをやって配当として株主還元可能という点と、②ケータリングやターミナル運営事業等のノンコアアセットが分離することにより同様に株主還元が見込めることの2点にあるようです。

規模の点ではファンドが買えないものは何もないというのはもはや常識となりつつありますので、ディールサイズが買収の障害になることはないでしょう。問題は買収ではなく、公益企業につきものの外国人持株制限(FOL, Foreign Ownership Limitation)です。多くの国では多かれ少なかれ公益企業、ナショナルインタレストに関わる企業は外国人の持ち株制限が定められており、航空や電力などは代表的なFOLの対象となる産業です。日本でもJALやANAにもFOLの対象であることから外国人が20%(15%でしたっけ?)を超えて持分を保有することを禁じられているように、オーストラリアでもQantas Sales ActによりQantasは外国人が49%を超えてQantasの持分を保有することは認められていません。QantasのAnnual ReportにこのQuantas法の持分制限がわかりやすくまとめられていましたので下記に抜粋します。
The Qantas Constitution contains the following provisions required by the Qantas Sale Act to ensure the independence of the Qantas Board and to protect the airline’s position as the Australian flag carrier:

  • head office must be in Australia;
  • two-thirds of the Directors must be Australian citizens;
  • Chairman must be an Australian citizen;
  • quorum for a Directors’ Meeting must include a majority of Directors who are Australian citizens;
  • maximum 49 per cent aggregate foreign ownership;
  • maximum 35 per cent aggregate foreign airline ownership; and
  • maximum 25 per cent ownership by one foreign person.

まさかこんな法律を知らないでbidするとも思えないので、MacquarieもTexas Pacific Groupなどというわかりやすい外資とわざわざコンソーシアムを組むあたり何か勝算でもあるのでしょうか?
同じくAnnual Reportにも述べられていましたが、Qantasは企業としてFOLの緩和・撤廃に向けて動いているそうです。その理由はオーストラリアという閉じられた市場からグローバル資本市場へのアクセスを手に入れることにより資本コストを引き下げ、株価を上昇させるためです。日本の公益企業の経営者からはとても聞こえてくることはなさそうな意見です…

一方で航空関連の企業に外国資本へのアクセスを供与すると言うことは、安全保障上の懸念を引き起こしやすくこれほど政治家を過敏にさせる案件はありません。コストカットや人件費削減への警戒感から労働組合もこの案件で懸念を示していると報道されています。またnational flag carrierと呼ばれる航空会社は一種の国の象徴的存在でもあり、保守系議員による買収反対声明でも"Australian icon"、"Flying Kangaroo"という言葉が使われていることからも、国民からの感情的な反発も引き起こすことも懸念されます。それ故、たとえ経営陣がこの買収オファーに同意したとしても、さらに超えるべきハードルはとても高いと言わざるを得ません。
[PR]
by linate | 2006-11-22 23:46 | マーケット雑感

米国航空業界再々編の機運

総額$8bnに及ぶUS AirwaysによるDeltaの買収提案が発表されました。DLは合併に反対するとして債権者に対してUSのオファーに同意しないようにとすでに多数派工作を開始していると報じられています。

テックバブル崩壊、9/11によるビジネスクラスの搭乗率の低下や旅行手控え、中東情勢の不安定化による原油価格の高騰のすべてから強烈なダメージを食らい、大手のうちUA、US、DL、NWの4社までもがChapter 11に突入し、業界最大手のAAもChapter 11寸前とまでは言われるほどの構造不況業種でした。しかし、その後のリストラの進展と最近の原油価格の落ち着きにより収益の回復傾向は鮮明で、ふたたび航空業界をユニバースに加えようとしている投資家も多いやに聞いています。

b0102654_12172834.jpg現在US Airwaysと呼ばれているこの企業、Charlotte、Philadelphiaにハブを置く他Pittsburgh、BostonやNew York LaGuardiaにも一定のプレゼンスを有するなど、東海岸と欧州路線とビジネス客に強いキャリアということで知られていましたが、2005年にPhoenixとLas Vegasにハブを置き南西部に強いAmerica Westと合併しています。社名はUS Airwaysですが本社は旧America West本社のテンペに置かれるなど実質的にはAmerica Westが規模は大きいものの財務的に弱っていたUS Airwaysを買収したという構造です。

b0102654_1243725.gif一方でDeltaはAtlanta以外にはCincinatti、Salt Lake City、New York JFKにハブを置くほか、Los Angeles、BostonやLaGuardiaでのプレゼンスも強い会社です。WSJから拝借してきた左の地図を見て頂ければおわかりの通り、もしこの提案されているディールがdoneしたとすると新US Airwaysの東海岸でのプレゼンスは圧倒的になります。それ故、民主党主導の議会が控えていることを考慮するとUAによるUS Air買収が頓挫したのと同じようにたとえDeltaの債権者と経営陣が合併に合意したとしても合併実現までは相当の紆余曲折を経ざるを得ないでしょう。ただ、UAによるUS買収が失敗した当時と違って、政策当局者もJetBlueなどの新興エアがキャスティングボードを握りつつあつ現在と、当時とはシチュエーションが違うとは認識しているようですので、東海岸におけるいずれかのハブやフォーカスエアポートの放棄が最終的な落としどころになるのでしょうか。個人的にはBoston、LaGuardiaあたりの放棄を迫られるのではないかと思っています。一方で、US-DLによりできあがる会社は成長路線と米国でも言われているアジア路線がATL-NRTのただ1路線しかないのが最大の弱みでしょう。

上記のような大型合併の話が浮かび上がってくると当然、他のエア同士のconsolidationも引き起こさざるを得ないでしょう。UAがContinentalを狙っていると言われている一方で、すでに最大手のAAはanti-trustの観点から他社に比べて大手への買収提案はしづらく、Alaskaあたりの買収にとどまるなどと言われています。しかし、上記にも書いた通り、こういう規制業種の合併はDoJの審査を経なければならず、すでに有する権益の放棄などを条件として付されることが多いため1+1は2になることは少なく、業界シェア、ハブエアポートの位置関係などconsolidation後の完全なピクチャーはdone dealsになるまで全くわかりません。Consolidationには加わらなくても漁夫の利を得るキャリアも発生するでしょう。

個人的にはAAユーザーなので、SJC行きの路線がなくなってしまい西海岸への旅行が不便になってしまったので、Alaskaの買収により新たにハブになるであろうと思われるSEA線を復活させて欲しいと思っています(笑)
[PR]
by linate | 2006-11-18 12:26 | マーケット雑感

3 weeks to go

ちょうどあと3週間後にCFA Level 1の本試験です。
CFAは難しい難しいとよく聞いていましたがLevel 1をざらっと眺めてみた感じは、日本の証券アナリスト1次の方が個別テーマに関しては突っ込んでいて難しいという印象です。CFAはやはり2次以降が難関とはホルダーの上司の言。
ただ、範囲が証券アナリストよりずっと広いです。正直あと3週間で暗記するものに関しては覚えきれるのかどうか微妙です…
[PR]
by linate | 2006-11-12 00:39 | CFA

民主党躍進の陰で

b0102654_23365160.jpgEliot Spitzerがニューヨーク州知事に当選しています。

彼がAttorney Generalとして粉飾決算問題やセルサイドアナリストの利益相反問題でメリルリンチをはじめとする証券会社を追求しまくっていた当時と今ではWall Streetのプラクティスや法令遵守体制というのも相当変わっていますので、また金融機関があのころのように苛烈な追求を受けるとは思いませんが、やはり何をしでかすのだろうという漠とした不安は残ります。

とある金融機関首脳は「あいつが州知事になったらNYからオフィスを引き上げる」と言っているそうです。
[PR]
by linate | 2006-11-08 23:39 | マーケット雑感

The Devil wears Prada

ttoriさんのブログに触発されて書いています。

"The Devil wears Prada"(邦題:プラダを着た悪魔)が今月日本でも公開されます。

b0102654_186447.jpg本当はジャーナリストになりたいのに何の因果かVogue編集長のアシスタントとしてのポジションを得た大学を卒業したばかりの若い女性が、編集長の繰り出す常軌を逸した要求の数々に四苦八苦する、というストーリーです。

私はペーパーバックを1/4程度しか読んでないので結論はわからないのですが、"Monkey Business"(邦題:投資銀行残酷日記)っぽくないですか? 若者がハタから見れば常軌を逸した世界に身を投じ、その世界を去ってからその実情を出版するというのは。

もちろん私はどちらの世界にも身を置いたことはありません(笑) 
[PR]
by linate | 2006-11-05 18:08 | その他

他人の不幸は蜜の味

私のチームで運用しているのはtraditionalな株式のアクティブファンドですので、当然にしてベンチマーク運用です。ベンチマーク運用とは相当単純に言ってしまえば:

  • ベンチマークとなるインデックスに入ってないけれどもインデックスを上回るリターンを上げる銘柄を持つ;
  • インデックスに入っている銘柄だけどインデックス平均を上回るリターンを上げそうな銘柄をインデックス内の比率(ウェイト)よりも多く持ち;そして
  • インデックスに入っている銘柄だけどインデックス平均を下回るリターンにとどまりそうな銘柄を全く持たないか、インデックス内のウェイトよりも少なく持つ

ことによりベンチマークを上回るリターンを上げることを目標とします。

昨日のカナダ市場の引け後、カナダ財務省はincome trustに対して課税を行うべく法改正を検討すると発表しました。income trustとは日本語に訳すと事業所得信託と言うそうで、income trustが産む収入に対しては法人税が課されず通常の会社形態(corporation)からincome trustへの転換も可能です。income trustの持ち分はtrust unitと呼ばれ株式と同じく取引所での売買も可能です。法人税が課されないということは株主へのリターンが増すということで、income trust銘柄は同じ業種のcorporation銘柄よりも高値で取引されていました。株主価値の最大化を図るべく、最近もcorporationからincome trustへの転換を行うと発表する会社もいくつかありました。
一方で、カナダ政府から見ればincome trustへの転換の動きが広まるにつれてそれだけ法人税収が減少してしまうことと、税の公平性の問題からincome trustを現在のまま放置してしまうことはずっと問題視されていました。課税が事業者段階ではなく投資家段階に移転するだけではないのかという話もありますが、なんだかんだで最終的な投資家はtax-exemptな年金であることが多く、事業者の段階で課税できないとやはり税収は減ってしまいます。公益企業的側面も持つ通信企業であるBCEやTelusが相次いでincome trustへの転換を発表したときにはカナダでは相当なショックを持って受け止められ結構物議をかもしていました。

さて本題に戻りますが、まだリサーチが行き届いていなかったためカナダ銘柄はバリュエーションもPMへの推奨も行っていなかったので我々のポートでは非保有でした。そこにこのニュースが出てきてincome trust銘柄もしくはincome trustへの転換を発表していた銘柄は時価総額に関係なく軒並み大きく下落したことから、インデックスのパフォーマンスを悪化させ、我々のファンドの相対的なパフォーマンスに好影響を及ぼしました。

今朝は朝起きてBloombergでカナダ銘柄が10%以上急落しているのを確認して「よっしゃ!」とガッツポーズでした。ということで積極的に勝たなくても他人が負けてくれることもうれしいというお話でした。
[PR]
by linate | 2006-11-02 21:59 | 仕事


株屋ですよ。


by linate

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
仕事
CFA
マーケット雑感
銀行員時代
学生生活・留学
その他
NY・アメリカ生活雑感
未分類

最新のトラックバック

民主党・鳩山代表を応援し..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
GM、連邦破産法適用申請
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
民主・中川氏「ドル建て米..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
‘UK has noth..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..
経産次官「デイトレーダー..
from 歌は世につれ世は歌につれ・・..

以前の記事

2012年 11月
2012年 10月
2012年 07月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 07月
2011年 05月
2011年 01月
2010年 11月
2010年 08月
more...

フォロー中のブログ

ニューヨークの遊び方
本石町日記
TJアドバイザーズ代表T...
ベルリン中央駅
投資銀行家への道
ウォールストリート日記
Tori Box
ロンドンより愛を込めて
千丸日記
New York, NY...
PAA blog
It's a Small...
Playing with...

ブックマーク

ライフログ



その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧