カテゴリ:学生生活・留学( 5 )

そろそろ春学期

久々の学生生活も早いもので2年目に突入しようとしています。

Sternのパートタイムは33単位が必修コア科目ですが(私はさすがにファイナンス基礎はwaiveさせてもらったので30単位)、選択科目は前提科目を履修し終えた限りは必修を全て終えなくても選択科目を履修することが可能です。一方で、スケジュールに色々制約のあるパートタイムの学生としては必ずしもコア科目の開講される曜日や時間帯が都合が良いわけでもなくなってきており、Stern 2年目となる春学期から自分も選択科目をちょぼちょぼ履修しようかという感じです。

で、春学期からは個人的に初の選択科目としてゲーム理論の授業を取るんですが、これは経済学科目ではなく戦略・マネジメント科目としての扱いで、まあそれはいいんですが、なぜかファイナル・プロジェクトとしてグループワークがあるんですよ。ゲーム理論の授業でどうして期末試験じゃなくてグループワークでのプレゼン?というのがシラバスを見た瞬間の感想でした。

これに限らずアメリカの授業と言うか、ビジネススクールの授業と言うか、Sternの授業と言うか、グループワークへの評価依存度の想像以上の高さに驚くと言うか、うんざりと言うかしています。例えば自分は履修していないのですが、財務諸表分析の授業で12週のうち最後3週はグループプレゼンの発表にのみに費やされる授業があります。私の個人的な考えかもしれませんが財務諸表分析とは実際の仕事においても非常に孤独な作業だと思います。せいぜい上司の意見をもとめる程度で。財務諸表分析の授業こそ淡々と行使は原理原則やテクニックを教え、試験で理解度を計り、ある企業の分析レポートを書かせて評価する、で十分だと思うのです。あえて財務分析をグループワークでやらせる意味が見出せません。それに、12週のうち9週をグループプレゼンって正直講師の怠慢だとしか思えないです。

グループワーク一般的に言っても、グループでよってたかってああでもないこうでもないと議論するのは全く無駄とは言いませんが、フルタイムの学生と違って四六時中キャンパスにいることを前提としない仕事を持つパートタイムの学生向けでまでグループワークを強いる意味が私は全く見いだせないのです。実際の仕事もチームやグループでやるのだから、それを授業でシミュレートすることには意義が有るはずだというargumentもあるでしょう。ただ、実際の仕事は各人が明確なfunctionというか役割を持ち、それを合わせて一つのプロジェクトや案件にあたりますが、b-schoolの授業程度のグループプロジェクトだと、function別に作業させるほど課題のscopeは広くはなく、結局は5〜6人がよってたかって一つの仕事を完成させようとし、正直こんな非効率なことは実際の仕事ではやらんわと思うわけです。

グループワークと並んで意味ないなあと思っているのは学生の積極的な授業への「参加」です。自分の意見や経験を積極的に授業中に発言することで、授業をinteractiveなものにし、一方的なlecture形式では得られないexperienceが得られるというのが、学生への積極的な授業への参加の「強制」の背後にある考え方なのでしょう。ただ、私の通うクラスは平均年令がおそらく25〜28程度で、せいぜい転職や違うファンクションへの移動が1〜2回程度で正直、職業人経験の浅い学生も多いです。なので、必死に発言してポイントを稼ごうという彼らの発言自体、個人的にはあまり価値を感じないし、そういう彼らの発言によりもたらされる経験よりも、一方的に経験豊かな講師に喋りまくってもらったほうがよほど授業料の投資効率としては高いと日々感じているわけです。もしかしたらこれはハードルの低いSternのパートタイム特有の現象で、Magnificient Seven等上位校の授業風景は全く違うのかもしれませんが。

と、アメリカの教育者というか教育システムはグループワークというか、学生の授業参加に何らかの強迫観念を抱いているか、過大な期待を抱き、教育効率を落としている側面が有るんではないかなと最近考えています。
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by linate | 2012-02-04 11:36 | 学生生活・留学

夏学期の真っ最中です

夏はフルタイムの学生はインターンの時期ですが、職業人向けプログラムであるパートタイムMBAコースは夏も当然のように授業が続きます。夏にも授業を展開することで、フルタイムと比べても卒業までの期間があまり長くならないようにという配慮もあるようです。

春学期は午前と午後に別の授業を12週間に渡って取る時間割でしたが、夏学期は期間を前後に分けて各期間1日6時間の授業を6週間取る時間割で展開されています。なぜ春学期のようなスタイルではないのか?と言うとおそらく教員の夏休みの確保のためでしょうね。パートタイムの夏学期はもっと正確に言えば3期間に分けられており、最初の2期間が上記のとおりなのですが、最後の1期間はSummer Intensiveと呼ばれており、日曜日も含めてたった4週間で1科目を終わらせるという過酷なスケジュールが展開されます。さすがに日曜までも学校に通いたくもないしそれを取らなければならないほど卒業までの期間を焦る必要もないので、私はスキップしましたし、クラスメートの大半もさすがにインテンシブは…とスキップしているようです。

夏学期履修しているのはミクロ経済と財務会計です。ミクロ経済も昔学部の教養でやったなあ、というレベルですが、ゲーム理論がデフォルトで組み込まれているのはビジネススクールらしい構成だなあと思いましたが、アメリカの学部の教養レベルのミクロ経済では当たり前なんでしょうかね。日本だと、ゲーム理論は基礎や原論の段階では取りあげられてはいなかったように記憶していますが。

そして今現在は財務会計の授業の真っ最中です。昨日が中間試験で、再来週が期末試験です。Financial Accounting & Reportingというのが正式な授業のタイトルですが、財務諸表の読み方、というよりはReportingという文字通りjournal entryから始まって要するに簿記の世界です。財務諸表の読み方、というよりはつくり方の方ですね。銀行員時代、自己啓発()で簿記をやらされたのでこれもさして新味も面白みもなく、ということで昨日の3時間の中間試験は1時間20分で終えてさっさと退場しました。

統計とか簿記とかミクロ経済とか、waiveしてもっと別のところに金と時間を使いたいんですけど、waiveの条件が簡単ではなく、しょうがないのでコア科目にはすべて付き合うことになりそうですが、今後やってくるマクロ経済とかファイナンス基礎もすっ飛ばしたいんですよねえ。他の、日本の上位大学の経済や商、経営学部を出たような人って、こちらのMBAコースのコア科目に金と時間をかけることをどう思っていたのでしょうか。
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by linate | 2011-07-25 12:41 | 学生生活・留学

春学期も終わりに近づきつつ

今週末に統計の授業のテスト、組織論の授業のグループプレゼンをこなすと、Sternでの初めての学期が終了いたします。

統計の授業は学部時代の統計のやり直しなので、新味も面白みもあるわけもなく。

そして組織論は恐れていた通り、私の興味の埒外という感じで、やわらかすぎて、そんな一般化でほんまにええのん?と疑ってかかってばかりで面白みを全く感じないわけであります。プラスグループワーク、というまさに悪夢。

グループワークは避けられないにせよ、リーダーシップだの組織管理だのそういう科目は選択科目では可能なかぎり避けるべきだと認識した次第。
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by linate | 2011-05-03 10:44 | 学生生活・留学

Pre-term orientation weekend

今週末は土日両方ともSternの春(と言っても1月末…)入学パートタイム学生向けのオリエンテーションの為にビレッジのキャンパスに出向いていました。

オリエンテーションですので、大講堂に集められてDeanのありがたいつまらないお話に始まり、卒業要件の説明に始まり、IT設備の利用方法、各専門コースの教授による専門コースの紹介をこなした後は、250名程度の入学生が受講曜日ごとに各々50人ずつの5つのグループに振り分けられ、各グループでのicebreaking session(要は自己紹介やって話して仲良くなりましょう的イベント)が行われました。

それにしても周囲の話を聞いていて驚いたのが、はるばる遠くからやってくる人の多いこと。私のクラスだけでフィラデルフィア、ボストン、同じ週内でも通勤圏のはるか先のアルバニーから通ってくる学生がそれぞれ複数名います。それぞれWhartonやHBS、MIT Sloan等有名校を擁する街ですがそれら有名校はパートタイムを用意していません。あまり深くは聞きませんでしたが、アメリカ人にとっても2年間無収入になった上で年間数万ドルの学費を払うというのはやはりキツイのかもしれません。ウィークデイはしっかり働いた上で、毎週末はるばる数時間かけて車や電車で通ってくる方がネット支出としては少ないでしょうから。聞くところによると、ある年には毎週フロリダやユタから遠征してくる学生もいたとか。ただ、パートタイムはフルタイムより学費は高いんですけどね。卒業要件の60クレジットを取るのにざっくり$100Kはかかりますから。

卒業要件のついでに書いておくと、パートタイムプログラムは60単位のうち必修は33単位で、残りの27単位が選択科目です。1科目3単位とすると、9科目しか選択は取れないという計算です。やや必修に偏っているなあというのが率直な印象。

そして今後1年間共にするスタディグループの編成も行われました。私のグループのメンツはインド系男女2名、中国系女性2人、日本人は私1名の計5名となりました。マイノリティだらけだなあと一瞬思いましたが、よくよく考えるとインド系、中国系はアメリカのアカデミアではもはや少数派などとはとても言えない存在であり、リアルマイノリティは日本人の私だけでありますね。それにしても白人の男性が居ないというのは今後のグループワークで吉と出るのか凶とでるのか。

ということで、次の土曜日からいよいよ授業が始まります。統計と組織内でのリーダーシップのおはなし。前者は楽しようと思ってますが、問題はグループワークも絡むし柔らか系科目の後者。正直苦手です。
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by linate | 2011-01-31 11:48 | 学生生活・留学

進学することになりました。

4年半くらい前にもCornellのホテルスクールからも合格証をもらいながら、学費をファイナンスできずに結局断念した経緯がありましたが、また最近NYUのパートタイムではありますがビジネススクールから合格証をもらいました。来年の1月末からサラリーマン生活の傍らで10年ぶりの学生生活をスタートさせることになります。

Cornellのホテルスクールは1年間のコースでしたが、1年間に詰め込んだだけあって学費は6万ドルしました。ただ、目の前のビジネススクールのJohnsonは外国人学生でもローンを受けられる制度があったのに、ホテルスクールには外国人向けのファイナンスのオプションが5000ドルの奨学金以外一切なかったのです。そんなこんなで泣く泣くあきらめざるを得ませんでした。が、卒業後就きたいと思っていたホテルを専業とした不動産ファンド業界のその後の状況を見るにつけ、行かなくてよかったあ、と思わなくもなかったりします。

Sternもパートタイムは学費という面ではクソがつくほど高いです。卒業までの学費はざっくり$100Kします。ただ、今回は働きながらということもありますし、他の人がするような車を買うとかそういう贅沢をしない分、学費につぎ込むと思えばまあいっかなあ、と無理やり自分を納得させながら、進学することになりました。

ということで、このブログもビジネススクールブログと化しそうな気がしています。
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by linate | 2010-11-06 13:51 | 学生生活・留学


株屋ですよ。


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