山吹町日記
2012-11-22T07:31:15+09:00
linate
株屋ですよ。
Excite Blog
こんなもののために…
http://linate.exblog.jp/19540349/
2012-11-22T07:31:45+09:00
2012-11-22T07:31:15+09:00
2012-11-22T07:31:15+09:00
linate
マーケット雑感
HP writes down $8.8 billion over 'improprieties' in the Autonomy acquisition (i.e. they lied)
http://www.webosnation.com/hp-writes-down-88-billion-over-improprieties-autonomy-acquisition-ie-they-lied]]>
フォーカスグループ初参加
http://linate.exblog.jp/19138947/
2012-10-05T15:03:00+09:00
2012-10-05T15:39:59+09:00
2012-10-05T15:02:36+09:00
linate
NY・アメリカ生活雑感
昨日フォーカスグループに参加して参りました。フォーカスグループとはここにあるように、マーケティング・リサーチの一つの手段として、ある業界あるいはある製品について消費者にグループディスカッションのような形で自由な発言やアイデアを収集するためのものです。
お題はデルタ航空と航空業界。ある日突然マーケティングリサーチ会社から電話かかってきて$150あげるからデルタ航空のマーケティング・リサーチに参加してくれない?グループでのミーティングになるから、積極的に発言してもらわないと困るのよね、ということで二つ返事で行きます!と回答。
参加者は5名とモデレーターとしてマーケティング・リサーチ会社の人が一人という構成。モデレーターの人は場の盛り上げに専念するために殆どメモは取らず、メモはマジックミラーの向こうにいると思われる他の人がとっていたと思われるのと、録画されている由。私のむちゃくちゃな英語が録画されたとして後に聴きとってもらえるのかどうかは甚だ疑問でしたが。参加者は国内海外を問わず出張族の男性が私も含めて5名。金融2名、通信1名、監査法人1名、不明1名という参加者のセクター構成。
主なディスカッション内容は、デルタのみならず航空会社の全般的な印象、不満点、出張の際に重視するサービス内容、FFPのエリートステータスの有無の航空会社選択に与える影響等。アメリカは航空会社は政府に救済されることは無いにもかかわらず、逆に頻繁に数年おきに破綻を繰り返していることそのものが余り全般的に良い影響を与えていないような印象を受けました。デルタのフォーカスグループミーティングなので皆デルタの上級会員ですが、好き好んで乗っているわけではなく、ほかの大手よりマシという程度の印象。アメリカンは破綻後投資をしてないせいかサービスと設備が劣化しておりかなり印象は悪く、ユナイテッドも長年の低クオリティなサービスの影響で印象は悪い。一方、破綻経験のないサウスウエストやジェットブルー、バージン等の印象が皆非常によい模様。
私は昔は航空会社に入社したくてしたくて、大学4年の時に留年を決断したのはほぼそれが理由だったりしたのですが、航空会社って本来は乗客だけでなく、そこで働く人、働こうと思う人にはdream jobあるいはdream industry的な側面ってあると思っていたのですが、「足」と化した米国航空産業にはそういう夢はもはや誰にも与えられない存在になったのかなあなどと感じたり。9/11直後の米国も穏やかではなかった時期ではありますがアメリカンのこのCM
とか、このCM
とか見て、航空業って何か違う特別な産業だよなあと昔思ったりしたのですが。ただ、現実問題としてあれ移行、セキュリティが厳しくなり、航空会社が破綻統合を繰り返す過程で、サービスに混乱があったり、サーチャージが導入されたり、様々なフィーが導入されるなど、good old daysは遠くになりにけりなんでしょうな。
航空会社のCMと言えば私はこの全日空の夢見るヒコーキシリーズのこれ
とかすごく印象に今でも残ってます。米国だと最近はデルタがいいCMを連発してて、Keep Climbingキャンペーンに続いてUpってキャンペーンを開始してまして、これも秀逸です。
なんかめんどくさいことも不快なことも多いけれど、やっぱりヒコーキに乗ってどこか遠くへ旅をしたいと思うわけです。
そうそう、フォーカスグループの終盤でなんでもいいから自由にサービスのアイデアを言ってくれと言われたので、私が提案したのは、ビジネスやファーストはワインのセレクションにどの会社もこだわってるけど、ビールのセレクションはどこもBudとかCoronaとかHeinekenとかgenericなlagarばっかでつまんないからクラフトビールの品揃えを増やしてくれ!と発言したら、他の参加者かもそうだそうだと盛り上がったんですが、目の前にいた兄ちゃんが「そうだ!俺はSam Adamsを飲みたい!」と言い出し、Sam Adamsかい!と私は一人心のなかでずっこけておりました。Sam Adams、ええ良いビールですけど、あれはクラフトビールか?]]>
栄枯盛衰
http://linate.exblog.jp/18714568/
2012-07-24T10:52:00+09:00
2012-07-24T10:58:32+09:00
2012-07-24T10:52:16+09:00
linate
マーケット雑感
2006年3月のバブルの最中の頃は欧州の金融セクターは何と3割ものウェイトを占めていたということのみならず、その後のバブル崩壊から欧州危機を経て現在では12%も縮小した18%程度に激しく縮小しています。英仏西伊瑞と主要国のほぼ全てで銀行を中心に巨大金融機関が株価的にも苦しみ続けていますので、まあ当然といえば当然。金融は西欧では今でも最大セクターですがそれでも他のセクターと比較して、突出して重要なセクター、というわけでもなくなってしまっております。
北米はバブルの頃でもセクターウェイトは22%だったものが現在では16%と6%の縮小で済んでいます。実際、北米は投資銀行は株価的に苦しんでおりますが、商業銀行のピュアプレーヤーで、バブル前からバランスシートの健全性を誇っていたWFC、USB、PNC等の優良銀行の株価水準はほぼバブル前の水準を回復させているなど、やはり北米の金融セクターはCやBAC等の問題銘柄は一部あったものの欧州に比べると健全さを維持していると言えるでしょう。
ただ、北米の金融セクターは最大ウェイトのセクターの地位をテクノロジーセクターに譲ってしまっております。テクノロジーセクターのウェイト拡大の最大の貢献銘柄は、言わずと知れたAppleですね。 欧州のテクノロジーセクターは北米とは対照的にセクターウェイトを縮小させていますが、これも言わずと知れたNokiaと、Ericssonでしょうね。もともとダメ銘柄だったAlucatel Lucentも相変わらずダメっぷりを発揮しており、産業として欧州の通信業界、本邦民エレセクターと同様非常に厳しい状況に追い込まれています。
欧米で共通しているのが、消費安定セクターのウェイトの拡大でしょう。これは欧米共にPackaged consumer goodsの巨大企業(ネスレ、ダノン、ユニリーバ、P&G、ケロッグ等)はグローバル企業が多く、エマージングの成長の恩恵を受けたということでしょうね。
特に今後の投資への示唆もなく、取り留めがなくなりそうなのでこのへんで。
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円高→工場流出→貿易赤字→経常赤字→円安→窮乏化?
http://linate.exblog.jp/17842655/
2012-02-21T15:11:58+09:00
2012-02-21T14:58:48+09:00
2012-02-21T14:58:48+09:00
linate
マーケット雑感
そろそろ春学期
http://linate.exblog.jp/17741334/
2012-02-04T11:36:39+09:00
2012-02-04T11:23:53+09:00
2012-02-04T11:23:53+09:00
linate
学生生活・留学
Sternのパートタイムは33単位が必修コア科目ですが(私はさすがにファイナンス基礎はwaiveさせてもらったので30単位)、選択科目は前提科目を履修し終えた限りは必修を全て終えなくても選択科目を履修することが可能です。一方で、スケジュールに色々制約のあるパートタイムの学生としては必ずしもコア科目の開講される曜日や時間帯が都合が良いわけでもなくなってきており、Stern 2年目となる春学期から自分も選択科目をちょぼちょぼ履修しようかという感じです。
で、春学期からは個人的に初の選択科目としてゲーム理論の授業を取るんですが、これは経済学科目ではなく戦略・マネジメント科目としての扱いで、まあそれはいいんですが、なぜかファイナル・プロジェクトとしてグループワークがあるんですよ。ゲーム理論の授業でどうして期末試験じゃなくてグループワークでのプレゼン?というのがシラバスを見た瞬間の感想でした。
これに限らずアメリカの授業と言うか、ビジネススクールの授業と言うか、Sternの授業と言うか、グループワークへの評価依存度の想像以上の高さに驚くと言うか、うんざりと言うかしています。例えば自分は履修していないのですが、財務諸表分析の授業で12週のうち最後3週はグループプレゼンの発表にのみに費やされる授業があります。私の個人的な考えかもしれませんが財務諸表分析とは実際の仕事においても非常に孤独な作業だと思います。せいぜい上司の意見をもとめる程度で。財務諸表分析の授業こそ淡々と行使は原理原則やテクニックを教え、試験で理解度を計り、ある企業の分析レポートを書かせて評価する、で十分だと思うのです。あえて財務分析をグループワークでやらせる意味が見出せません。それに、12週のうち9週をグループプレゼンって正直講師の怠慢だとしか思えないです。
グループワーク一般的に言っても、グループでよってたかってああでもないこうでもないと議論するのは全く無駄とは言いませんが、フルタイムの学生と違って四六時中キャンパスにいることを前提としない仕事を持つパートタイムの学生向けでまでグループワークを強いる意味が私は全く見いだせないのです。実際の仕事もチームやグループでやるのだから、それを授業でシミュレートすることには意義が有るはずだというargumentもあるでしょう。ただ、実際の仕事は各人が明確なfunctionというか役割を持ち、それを合わせて一つのプロジェクトや案件にあたりますが、b-schoolの授業程度のグループプロジェクトだと、function別に作業させるほど課題のscopeは広くはなく、結局は5〜6人がよってたかって一つの仕事を完成させようとし、正直こんな非効率なことは実際の仕事ではやらんわと思うわけです。
グループワークと並んで意味ないなあと思っているのは学生の積極的な授業への「参加」です。自分の意見や経験を積極的に授業中に発言することで、授業をinteractiveなものにし、一方的なlecture形式では得られないexperienceが得られるというのが、学生への積極的な授業への参加の「強制」の背後にある考え方なのでしょう。ただ、私の通うクラスは平均年令がおそらく25〜28程度で、せいぜい転職や違うファンクションへの移動が1〜2回程度で正直、職業人経験の浅い学生も多いです。なので、必死に発言してポイントを稼ごうという彼らの発言自体、個人的にはあまり価値を感じないし、そういう彼らの発言によりもたらされる経験よりも、一方的に経験豊かな講師に喋りまくってもらったほうがよほど授業料の投資効率としては高いと日々感じているわけです。もしかしたらこれはハードルの低いSternのパートタイム特有の現象で、Magnificient Seven等上位校の授業風景は全く違うのかもしれませんが。
と、アメリカの教育者というか教育システムはグループワークというか、学生の授業参加に何らかの強迫観念を抱いているか、過大な期待を抱き、教育効率を落としている側面が有るんではないかなと最近考えています。
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変わりゆくファベーラ
http://linate.exblog.jp/17686148/
2012-01-26T12:49:00+09:00
2012-01-26T13:20:29+09:00
2012-01-26T12:36:39+09:00
linate
その他
今回のネタは「ファベーラ」です。ファベーラとは一言で言えばスラムです。ブラジルに行かれた方は大抵、空港と市内への移動の際にご覧になると思います。いかにもみすぼらしい今にも崩れそうな住宅が密集した区域のことです。ファベーラの多くは、ブラジルの北東部や西部などの農村地帯の貧しい地域からサンパウロやリオデジャネイロ他大都市に出てきたものの、多くの場合お金もなく着の身着のまま出てきた場合もあり、空き地を不法占拠したことが成り立ちになっていることが多いそうです。 私とファベーラとの出会いは1998年9月に学生時代のはじめての南米旅行の時でした。その時初めて降り立った空港はリオデジャネイロのガレオン空港でした。空港をバスが出た瞬間に目の前に飛び込んできたブラジルで初めての光景は、ブラジル最大とも言われるファベーラでした。アメリカやヨーロッパにもスラムは存在しますが、複数の丘一面に延々広がる規模の巨大なファベーラはまさに貧富の格差の激しいブラジル社会という現実をいきなり見せ付けられた思いがし、呆然とする他ありませんでした。自分はなんてとんでもないところに旅行に来てしまったのだろうとその時激しく後悔したのを覚えています。今回はリオデジャネイロには国内線専用のサントスドゥモン空港を利用したので、ガレオン空港は帰りのみの利用でしたが、空港へ向かう高速道路から十数年前の自分の記憶と比較しようとしたものの、高速道路の両脇には防音壁のようなものが設けられてしまっており、高速道路からはファベーラがほとんど見えなくなってしまっていました。おそらくは数年後に控えているオリンピックやワールドカップの前に、旅行者からそうした「現実」を隠そう、見せないようにしようという意図があるのだと思います。ブラジルの普通の行政ならば、ファベーラでの防音などというところにお金をかけることはあまり考えられない事だからです。しかし、ちらほら見える景色からは今もファベーラはそこに存在しているようでした。
ブラジル経済を語る際には収入準に上からA、下はEまでの5段階にクラス分けしてその動向を語ることがあります。簡単にいえばAが金持ち、D/Eが貧乏人、B/Cが中産階級と思っていただければ結構です。
(出所:fvg.brのデータより筆者作成)
ブラジルでは近年の経済成長によりファベーラに住むようなD/Eクラスは減少を続け、B/Cクラスの中産階級の成長がブラジルへの投資ストーリーのひとつとして語られてきています。ところが、他の地域で見た感じではファベーラの大きさそのものは縮小してはいないようにしか見えませんでした。国民全体の所得水準が押し上がっているのに何故ファベーラは縮小しないのかという疑問が当然出てきます。I may be talking about politically incorrect matter for you guysと断った上でブラジル人と話して聞いたことによると、確かに今もファベーラは貧しい人が多く住むが、今となってはファベーラに住んでいるからといってイコールそれは貧しさとは同時に語れなくなっているそうです。ブラジルの失業率は5%程度に下がっており、転職の間の求職期間の人間の数を考えればほぼ完全雇用と言ってもいい状態です。つまりそれはファベーラに住む人も何らかの表の仕事にほぼありつける状況が現在達成されており、安定した職と収入がファベーラにもすでにもたらされていることを意味します。収入を得るとそれはファベーラをすぐに出るということにはつながらず、むしろファベーラを出て新しい住宅にありつけるとしてもそれは通勤に不便な郊外に移ることを迫られる。郊外の新築住宅よりも、セントロの職場に近いファベーラに住み続ける中流層となったファベーラ住人が増えているのだそうです。おまけにファベーラに住む限りは家賃すら払わなくてもいい。また、われわれからは衛生状態も治安も悪そうなファベーラでもそこで生まれ育った人にはかけがえのないコミュニティがある故郷であり、そこを離れたがらない人も多い。かつては壁も屋根もぼろぼろでちょっと風が吹けば吹き飛びそうな家ばかりだったファベーラもよくよく見ると、狭いなりにもレンガ造りのしっかりした家が言われてみれば確かに増えています。地上派テレビ受信用のアンテナがびっしりとかつては広がっていたファベーラにも、最近は衛星放送受信用のアンテナも目立つようになってきています。と、遠めに見ただけではわからないけれど、ファベーラの中では確実にさまざまな変革が起こっているようです。
またブラジル社会全体が豊かになるにつれ、ファベーラは不法占拠が始まりだけれども、ファベーラがそこに存在するということを積極的に認めて、ファベーラの環境改善に行政が加わる動きも出てきているようです。これもファベーラの住人が豊かになり納税を始めたこととも関係が有るのではないかとは個人的には思いました。ブラジルの大都市をGoogle Mapsの地図と衛星写真で比較した場合、衛星写真にはいかにもファベーラっぽい小さな住宅が乱雑に密集したエリアが幾つかすぐ見つかると思いますが、地図上では単にFavelaと記載されているだけで、そこには道路の表示が全くありません。前述のとおり、元が空き地の不法占拠ですので、しょうがないことでしょう。ただ、最近はファベーラに道路を通したり、水道が整備されたり、少しずつ環境改善が進んでいるそうです。ひところ昔はファベーラにインフラを通しても、水道や電気のようなインフラは盗電されたり果ては電線や配管を盗まれて売り飛ばされるリスクが非常に高く、インフラ会社はファベーラは無視することが当たり前でしたので、非常に大きな変化です。また、そうした物理的な側面のみならず、より多くの学校や教員が配置されたり、職業訓練所が設置されるなど、ソフト面からもファベーラ住民の生活の底上げが図られようとしているようです。
ファベーラはかつての都市の周辺部(今となっては都市の拡大によりセントロに近い場所であったりします)とか、街の建設の難しい丘の上に立地しているのがよくあるパターンだと思います。リオは地形の関係上丘の上、それも比較的急な勾配の丘の上に有ることが多いです。雨が降れば地すべりが発生する可能性の高い非常にリスクの高い場所です。ところが、そういう場所は、海が非常に綺麗に見える場所であったりもします。ですので、リオの非ファベーラ住民の中には「あいつらいい場所に住みやがって」と冗談なのかヤッカミなのか判別につかないことをいう人もいるようです。高級ビーチリゾートとして世界的に有名なレブロンから10kmほど先に静かな穴場的でレブロンよりもさらに静かで雰囲気のいいリゾートであるサンコンラード海岸があります。ここを往復する際には山の中をトンネルで貫く高速道路あるいは海岸沿いの一般道のいずれかを選びますが、一般道を通ると大西洋岸のの上を進みますが、ここの景色は本当に息を呑むほどの美しさです。レブロンを出てサンコンラードを目指そうとしてしばらくすると右上の断崖の更に上にファベーラが見えてきます。Favela Vidigalと呼ばれるファベーラです。おそらく世界で一番眺望に恵まれたファベーラでしょう。道路の脇の歩道には水着を着て、おそらくレブロン海岸と往復しているのであろうファベーラ住人らしき人々を多く見かけました。彼らは天候急変のリスクや犯罪のリスクはあるけれども、こんなに景色のいいところに住んで、気が向けば歩いてレブロンのビーチでいつでも泳ぐことができるのです。私は資本主義のまっただ中に職業人して身を置いており、金銭的な豊かさよりも精神的な豊かさなんて馬鹿馬鹿しいと思う人間です。ファベーラなど住みたくないです。それに塩水が嫌いなのでビーチリゾートで泳ぐことは嫌いです。それでも、彼らの笑顔を見ていると、彼らが羨ましいと思えてくるので不思議なものです。
(Wikipediaより、Jeff Belmonte氏撮影)
ブラジルに行ってもファベーラは遠くから眺めたりするだけのことが多いですが、一度だけ私もファベーラの中に入り込んだことがあります。リオのセントロのペトロブラス本社裏に路面電車乗り場が有るのですが、これに乗って行った先がサンタテレザのファベーラなのです。この路面電車そのものはオープンタイプの遊園地の乗り物のようなシロモノで、見るだけでなく乗るのも楽しい乗り物です。ですので、欧米や日本からの観光客もよくガイドブック片手に乗っているのを見かけますし、運転手と車掌だけでなく、警官も同乗しているのその点でも安心です。サンタテレザは今となってはファベーラですが、ここに人が住み始めた当初は丘の上の高級住宅地だったそうです。ですので、ファベーラとは言っても建物そのものはかつての邸宅もそこそこ残っており、かつての優雅さを微かに感じさせます。また、路面電車が進む道も石畳で舗装されており、雰囲気満点です。それでも、ここはファベーラなのです。確かに素っ裸の子供だけじゃなくオッチャンが歩いていたりして、人々の身なりも良くはないです。かつての邸宅もボロボロになったりしていますが、それでも住んでいる人がいます。サンタテレザは空き地からできた本当に風が吹けば何もかも飛んでしまい、雨が振ればビチョビチョになりそうな舗装もされていない道でできた、郊外の「普通の」ファベーラとは成り立ちも見た目も違いますが、観光客でも比較的アクセスのし易いファベーラだとは言えるでしょう。しかし、決して行くことをお勧めしているわけでは有りません。ファベーラですので、決して安全とは言えない場所です。強盗に襲われるリスクもあるでしょう。突然麻薬組織の銃撃戦が始まるリスクも有るでしょう。ファベーラとは今でもそういう場所です。
サンタテレザの路面電車から見る隣のファベーラ(筆者撮影)
架線が切れてサンタテレザで立ち往生する路面電車(筆者撮影)]]>
夏学期の真っ最中です
http://linate.exblog.jp/16001039/
2011-07-25T12:41:00+09:00
2011-07-25T12:36:08+09:00
2011-07-25T12:33:19+09:00
linate
学生生活・留学
春学期は午前と午後に別の授業を12週間に渡って取る時間割でしたが、夏学期は期間を前後に分けて各期間1日6時間の授業を6週間取る時間割で展開されています。なぜ春学期のようなスタイルではないのか?と言うとおそらく教員の夏休みの確保のためでしょうね。パートタイムの夏学期はもっと正確に言えば3期間に分けられており、最初の2期間が上記のとおりなのですが、最後の1期間はSummer Intensiveと呼ばれており、日曜日も含めてたった4週間で1科目を終わらせるという過酷なスケジュールが展開されます。さすがに日曜までも学校に通いたくもないしそれを取らなければならないほど卒業までの期間を焦る必要もないので、私はスキップしましたし、クラスメートの大半もさすがにインテンシブは…とスキップしているようです。
夏学期履修しているのはミクロ経済と財務会計です。ミクロ経済も昔学部の教養でやったなあ、というレベルですが、ゲーム理論がデフォルトで組み込まれているのはビジネススクールらしい構成だなあと思いましたが、アメリカの学部の教養レベルのミクロ経済では当たり前なんでしょうかね。日本だと、ゲーム理論は基礎や原論の段階では取りあげられてはいなかったように記憶していますが。
そして今現在は財務会計の授業の真っ最中です。昨日が中間試験で、再来週が期末試験です。Financial Accounting & Reportingというのが正式な授業のタイトルですが、財務諸表の読み方、というよりはReportingという文字通りjournal entryから始まって要するに簿記の世界です。財務諸表の読み方、というよりはつくり方の方ですね。銀行員時代、自己啓発()で簿記をやらされたのでこれもさして新味も面白みもなく、ということで昨日の3時間の中間試験は1時間20分で終えてさっさと退場しました。
統計とか簿記とかミクロ経済とか、waiveしてもっと別のところに金と時間を使いたいんですけど、waiveの条件が簡単ではなく、しょうがないのでコア科目にはすべて付き合うことになりそうですが、今後やってくるマクロ経済とかファイナンス基礎もすっ飛ばしたいんですよねえ。他の、日本の上位大学の経済や商、経営学部を出たような人って、こちらのMBAコースのコア科目に金と時間をかけることをどう思っていたのでしょうか。]]>
マンハッタンの不動産市場
http://linate.exblog.jp/15989843/
2011-07-23T12:59:21+09:00
2011-07-23T12:51:10+09:00
2011-07-23T12:51:10+09:00
linate
NY・アメリカ生活雑感
実はマンハッタンの住宅市場は賃貸相場は去年の春頃、私が引っ越してきた頃が大底でした。それ以降は上昇に転じていたんですが、売買市場に限って言えば今年のQ1の時点でも一部地域の一部価格帯に限ってのみ底打ちが見られたという程度で、全体としてはまだ下落傾向が続いていました。通常のサイクルであれば、まずは賃貸市場が売買市場に先行して回復することで、賃料/不動産価格で得られる利回りの上昇にモメンタムがついてくるので、そこで売買市場が回復してくるはずでした。ニューヨークもその兆しが一部見られていたのですが、NY市のアウトプットの4割を占め、高額所得者も多い金融機関の雇用が逆回転をし始めると、当然ながら賃貸市場のモメンタムも一旦は天井を見るでしょう。雇用の見通しが悪い中、売買市場も当然ながら賃貸市場と反した動きを取ることはなかなか想定しえません。
つい最近賃貸契約の更改を終えた知人の中には10%以上の値上げを強気に提示され、なくなく飲まざるを得なかったという人もいましたが、彼らの契約の切れ目のタイミングの何と悪かったことか。私の契約は1年弱残っていますが、いずれにしても来年には出て、別の地域へ住み替えようかと思っていますので、本音としては住宅市場の低迷は願ったりかなったりではあります(笑)]]>
春学期も終わりに近づきつつ
http://linate.exblog.jp/15425071/
2011-05-03T10:44:05+09:00
2011-05-03T10:37:51+09:00
2011-05-03T10:37:51+09:00
linate
学生生活・留学
統計の授業は学部時代の統計のやり直しなので、新味も面白みもあるわけもなく。
そして組織論は恐れていた通り、私の興味の埒外という感じで、やわらかすぎて、そんな一般化でほんまにええのん?と疑ってかかってばかりで面白みを全く感じないわけであります。プラスグループワーク、というまさに悪夢。
グループワークは避けられないにせよ、リーダーシップだの組織管理だのそういう科目は選択科目では可能なかぎり避けるべきだと認識した次第。]]>
Pre-term orientation weekend
http://linate.exblog.jp/14836924/
2011-01-31T11:48:00+09:00
2011-01-31T11:55:27+09:00
2011-01-31T11:44:42+09:00
linate
学生生活・留学
オリエンテーションですので、大講堂に集められてDeanのありがたいつまらないお話に始まり、卒業要件の説明に始まり、IT設備の利用方法、各専門コースの教授による専門コースの紹介をこなした後は、250名程度の入学生が受講曜日ごとに各々50人ずつの5つのグループに振り分けられ、各グループでのicebreaking session(要は自己紹介やって話して仲良くなりましょう的イベント)が行われました。
それにしても周囲の話を聞いていて驚いたのが、はるばる遠くからやってくる人の多いこと。私のクラスだけでフィラデルフィア、ボストン、同じ週内でも通勤圏のはるか先のアルバニーから通ってくる学生がそれぞれ複数名います。それぞれWhartonやHBS、MIT Sloan等有名校を擁する街ですがそれら有名校はパートタイムを用意していません。あまり深くは聞きませんでしたが、アメリカ人にとっても2年間無収入になった上で年間数万ドルの学費を払うというのはやはりキツイのかもしれません。ウィークデイはしっかり働いた上で、毎週末はるばる数時間かけて車や電車で通ってくる方がネット支出としては少ないでしょうから。聞くところによると、ある年には毎週フロリダやユタから遠征してくる学生もいたとか。ただ、パートタイムはフルタイムより学費は高いんですけどね。卒業要件の60クレジットを取るのにざっくり$100Kはかかりますから。
卒業要件のついでに書いておくと、パートタイムプログラムは60単位のうち必修は33単位で、残りの27単位が選択科目です。1科目3単位とすると、9科目しか選択は取れないという計算です。やや必修に偏っているなあというのが率直な印象。
そして今後1年間共にするスタディグループの編成も行われました。私のグループのメンツはインド系男女2名、中国系女性2人、日本人は私1名の計5名となりました。マイノリティだらけだなあと一瞬思いましたが、よくよく考えるとインド系、中国系はアメリカのアカデミアではもはや少数派などとはとても言えない存在であり、リアルマイノリティは日本人の私だけでありますね。それにしても白人の男性が居ないというのは今後のグループワークで吉と出るのか凶とでるのか。
ということで、次の土曜日からいよいよ授業が始まります。統計と組織内でのリーダーシップのおはなし。前者は楽しようと思ってますが、問題はグループワークも絡むし柔らか系科目の後者。正直苦手です。]]>
NY駐在バイサイドアナリストの一日
http://linate.exblog.jp/14809678/
2011-01-26T12:55:00+09:00
2011-01-26T12:57:43+09:00
2011-01-26T12:51:15+09:00
linate
仕事
バスが来ねえよ。
そして9時ぎりぎり出社。出社早々は東京の本社からオーバーナイトで届いたメールを片付ける。例えば、前四半期にパフォーマンスが良かった(悪かった)銘柄のディスクロージャー資料に載せるためのコメントを書いたり、保有銘柄のうち前夜急落した銘柄についての釈明を求められたり、そういうの。その後、パフォーマンスが良いと分かっていれば東京から毎日送られてくる個人パフォーマンスファイルを見る。悪いと分かっている場合は見ない。
その後はその日に決算が出ている銘柄があれば、決算プレスリリースを見ながらExcelで作ってる自分の財務モデルに数値を入力しながら決算内容を確かめたり、カンファレンスコールを聞いたり。あ、ちなみに四半期ごとの個別銘柄の決算レポートは私はいちいち書きません。そんな暇があれば新しいアイデアを検討したり、新たなリサーチ対象のモデルを作る時間にあてたいです。
そうこうしているうちに昼飯時。月に何度か担当セクターの経営者やアナリストとのランチミーティングに呼ばれるのでできるだけ出るようにしている。会場はブローカーの本社のダイニングルームだったり、そのへんのレストランだったり。ランチミーティングは飯を食わせてもらえるからって別に特別扱いされているわけでもなんでもない。FidelityやNeuberger Bermanのような大所は自分から出向くなんてせずに、企業の経営者やアナリストが直接彼らのオフィスに出向いて1対1の濃密なミーティングの機会があります。一方、我々弱小バイサイドはそういう場には呼んでもらえないので、ランチミーティングという名のグループミーティングにしかお呼びがかかりません。グループでは一人当たりの質問チャンスも当然少なく、皆が質問しようしようと様子を伺い、前の人間の質問への回答が終わりそうと感ずるやいなや、完全に経営者がしゃべり終わってないのに自分の質問をしゃべりはじめる投資家がいるなど、グループミーテイングでは質問するのも一苦労です。まさに戦場です。調子が悪ければ全然質問できずに終わるなんて日も。まあ、本当にしたい重要な質問なんてのは実際は2〜3程度なのですけどね。一方で、グループミーテイングでは他の投資家の懸念事項や注目点も解ったりするので、良し悪しではあります。投資は美人投票ですので、自分の独善的なビューを持っているだけではダメで、他の投資家と自分の見方の違いはどこにあるのか、コンセンサス的なビューと自分のビューの乖離はどうなりそうなのか、常に他人の意見との差を意識し続けなければならないので、グループミーテイングはそういうのを確認できる場所でもあったりします。
ランチミーティングから帰ってくると、今度は次の銘柄会議に向けた資料作成。私はWordできっちりしたレポートを書くことは殆どなく、PowerPointのスライドがレポート替わりです。PowerPointは左はテキストボックス、右に上下2つの図表というレイアウトをスタンダードにし、左のテキストボックスには12ポイントの文字でびっちりと右のグラフの解説やそこから敷衍される自分のビューをひたすら書き込みます。
もうひとつのツールはExcel。Excelで投資候補企業の財務モデルを作りこみます業績予想をはじき出します。財務モデルはセルサイドのアナリストからももらうことはできて、それを使えば手っ取り早いんですが、過去数年の財務データも入力しつつ、自分で作った方が何がこの会社の成長ドライバーで、何がボトルネックなのかがよくわかるので、時間がある限りは財務モデルは自分で作るようにはしています。ただ、時間との兼ね合いで、ブローカーのモデルを使うこともありますが、将来の業績予想のドライバーとしてどんなKPIを選択するか、どこまでドライバーを細かく分解するかとかに、アナリスト個人の会社や業界に対する見方が反映されるので、セルサイドのモデルを使っていると、そのモデルを作ったアナリストのレールの上を走らされているようであまり気分がよいものでもありません。
財務モデルの骨子を創り上げると、今度は将来予想の数値をより精緻にするために、企業と電話会議を行います。業界全体の動向はどうなのか、そのなかで個別企業としてどんな製品を売ろうとしているのか、どのようにシェアを拡大させるのか、コストインフレを反映できるほどのコンフィデンスを今持っているのか、設備投資に対する考え方、目標レバレッジ、余剰キャッシュフローの使途は、等々ひと通り聞きます。電話相手がIRであれば、割と細かい数字の話を、経営者やそれに近い人であればビッグピクチャーを聞いたりと、話す相手により質問内容を変える必要があったりします。経営者に細かい数字について聞いてもわかってないから答えらない可能性も高いですし。
そして夜になり東京が朝を迎えると先ほど作りこんだスライドをもとに東京との銘柄会議を電話で行います。自分の個人成績がいいうちは私が一方的に推奨銘柄を喋るだけですが、成績が悪いと詰め詰め会議になるので、その時のパフォーマンスによって雰囲気は全然違いますです、ハイ。最近はまあ割と良いと思います。
そしてようやく帰宅の途につきます。だいたいいつも7〜8時くらいには会社を出る感じですかね。
バスが来ねえよ。
帰ってからも気になる銘柄は自宅からウェブを駆使していろいろ調べたり、果てはその場でモデルや資料の作り込みも始めたりすることもあります。この仕事はネットさえあればどこでも出来る仕事ですし、むしろ会社よりも自宅の方がPCやネット接続環境は良好ですので、家のほうが仕事がはかどる、なんて場合もあります。
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エマージング株式投資は本当にホットなのか?
http://linate.exblog.jp/14480755/
2010-11-27T08:33:33+09:00
2010-11-27T08:31:00+09:00
2010-11-27T08:31:00+09:00
linate
マーケット雑感
最近はエマージングで完結した大型のM&Aも話題になる昨今で、エマージング市場への株式投資もホットだぜい!てな記事をあちこちで見かけるわけです。
我々弱小日系投資家は欧米ブローカー主催のカンファレンスで、先進国の大企業との個別ミーティングを取るのは結構難しかったりします。なぜなら、運用残高が少ないことっと回転率が低いせいでブローカー各社に十分なコミッションを払ってないからと、ミーティングする投資家を選ぶ権利が企業側にある場合企業側に認知されてないからです(*)。ところが、エマージングの場合は今をときめいているはずの大企業とのミーティングが1対1であっさり入ったりする場合もかなりあります。そして、グループミーティングの場合の参加者も、ああ、こいつまたいるなあ、とほとんど数少ない投資家同志で顔なじみ状態に陥っていたりします。
と、ここから思うことは、今世界中が注目しているエマージング株式投資も、みんなベータを取りに行っただけで満足してしまっているのではないかなと。要するに、アルファの源泉はエマージングは先進国との比較でまだ残されているのではないかと。もちろんエマージングの個別企業分析・投資には言語や情報密度、規制等様々な難しさや制約条件があるのは事実です。それでもなお、ベータで十分なのは先進国の特に大型株であって、アルファを取りに行くべきはエマージングなのではないかな。そして、実はニューヨークやロンドンでも競合が少ないという現在の状況は、私のようなぺーぺーなエマージング投資家にもそこそこのチャンスが有るのではないかなあと思うに至るわけです。
ただ、一方でエマージングのウェイトはMSCIベースでたった2割。日本の機関投資家からのエマージングアクティブでのマンデートはまだまだこれからという状況。金になるかならないかといえば微妙といえば微妙ではあります。
ということで、エマージング株式投資はある意味ホットに違いない、ということで今日はこのへんで。
* そもそも我々日系投資家のグローバル株におけるプレゼンスの低さは、委託者である年金が外資系の運用会社に委託してしまっており、日系に配分されるグローバル株の運用シェアが低いからというのもあります。
日本人が持つグローバル株へのエクスポージャーはかなり大きいはずです(数字がなくて恐縮です)。日本人のプレゼンスが低い、というよりは、本来日本人としてクレームすべきプレゼンスが外資系の運用会社に掠め取られてしまっているといったところでしょうか。]]>
進学することになりました。
http://linate.exblog.jp/14355622/
2010-11-06T13:51:21+09:00
2010-11-06T13:49:18+09:00
2010-11-06T13:49:18+09:00
linate
学生生活・留学
Cornellのホテルスクールは1年間のコースでしたが、1年間に詰め込んだだけあって学費は6万ドルしました。ただ、目の前のビジネススクールのJohnsonは外国人学生でもローンを受けられる制度があったのに、ホテルスクールには外国人向けのファイナンスのオプションが5000ドルの奨学金以外一切なかったのです。そんなこんなで泣く泣くあきらめざるを得ませんでした。が、卒業後就きたいと思っていたホテルを専業とした不動産ファンド業界のその後の状況を見るにつけ、行かなくてよかったあ、と思わなくもなかったりします。
Sternもパートタイムは学費という面ではクソがつくほど高いです。卒業までの学費はざっくり$100Kします。ただ、今回は働きながらということもありますし、他の人がするような車を買うとかそういう贅沢をしない分、学費につぎ込むと思えばまあいっかなあ、と無理やり自分を納得させながら、進学することになりました。
ということで、このブログもビジネススクールブログと化しそうな気がしています。]]>
服装
http://linate.exblog.jp/13753510/
2010-08-12T09:26:11+09:00
2010-08-12T09:26:08+09:00
2010-08-12T09:26:08+09:00
linate
仕事
ただ、金融業界はどうも違うようです。確かに証券会社のような営業をする側の人々はいくらクソ暑かろうが、スーツを来ているようですが、バイサイドとなるとやや日本人の感覚からすると?という格好をしている人に多く出くわします。カンファレンスのジェネラルセッションのような、経営者とアナリストの対話を一聴衆として聞くだけならラフな格好でも全く問題はないとは思うのですが、彼らはそのラフな格好のままミーティングにもやってきます。よく見かけるラフな格好だなあと私が思うパターンとしては、
・ジャケットを着ていない(ドレスシャツとスラックスのみ)
・チノパンにポロシャツ
といった感じです。ジーンズを履いてきてる人もたまにいます。
こういうのはカンファレンスのようなやや大人数がいて、一人ひとりにそんなに服装とかそんなどうでもいいことで注目やプレッシャーを浴びない環境だからかなと思っていたら、ディナーミーテイングのような少数のみが集まる、かつフォーマルな場に行っても、当地のバイサイドのラフな格好は特に変わることも有りませんでした。年上の経営者はネクタイまで締めてやってきているというのに。
一人の人間としてみたら、バイサイドの20〜30代の若造なんぞよりも、上場企業の経営者の方がナンボも人生経験、能力、稼ぎどれもこれも大きいに決まっていているのですが、そこは投資する側のほうがエライというお国柄なのですかねえ。
日本人の感覚だと普段はカジュアルな格好で仕事をしていたとしても、人と会う時くらいはきちんとスーツを着るというのが大抵の人の感覚だと思います。私も郷に入れば郷に従えといえば聞こえはいいですが、易きに流されてしまい、最初は経営者のミーティング時にはネクタイをしない程度のフォーマルな格好だったのが、夏になるとジャケットを着るのをやめてしまいました。
あーあ。]]>
クレジットカード
http://linate.exblog.jp/13555367/
2010-07-06T00:21:18+09:00
2010-07-06T00:21:14+09:00
2010-07-06T00:21:14+09:00
linate
NY・アメリカ生活雑感
いろんな人は「アメリカはクレジットカード社会だ」と言いますが、これはおそらくそのとおりでしょう。スーパーやドラッグストア、コーヒーショップでのどんな少額の買い物でもこちらではクレジットカードで当たり前のように決済しています。現金をほとんど持たなくてもどうにかなるというのは、言い過ぎでも何でもなく、むしろCash Only!という店舗のほうが見つけるのに苦労するくらいです。ですので、クレジットカードはないと生活が色々と面倒なので持たざるを得ません。デビットカードがあればいいじゃないか、と言う人もいそうですが、オンラインでの買い物の場合、デビットカードを受け付けていない場合が多く、オンラインショッピング全盛のこのご時世に、それはやはり辛いのですよ。
「アメリカ 駐在 クレジットカード」というキーワードで検索をかけると、クレジットヒストリーも何も無いまっさらの状態で到着したばかりの日本人にとってのクレジットカードの入手の仕方が色々と書いてあります。そのクレヒスまっさらに日本人がアメリカに到着して作れる米国発行のカードは大別すると、(1)オリックス系のプレミオカード、(2)アメックスを日本のアカウントから米国アカウントへ切り替える、の2つでしょうか。
前者のプレミオカードは、日本人の駐在員をターゲットにしたカードで、審査基準は日本でのカードの審査基準と同様で、アメリカのクレジットヒストリーは見ません。ですので、どういう企業に何年務めていて、年収はどれほどあるのか、といったことがまず重要視されるようで、普通の日系企業の駐在員であればdeclineされることはまずなく、そこそこの限度額のカードが到着早々もらえるようです。ANAとかとの提携カードもあるので、マイレージを気にする人にもいいかもしれません。
後者のアメックスは、グローバルに与信と決済ネットワークの維持管理の両方を行っているJCBと並んで数少ないクレジットカード発行会社です。ですので、国をまたいだ転居を行う場合、発行国の切り替えも可能です。ですので、日本からアメリカへ転居する場合、電話一本で特にアメックスでの履歴に問題がない限りはアメリカ発行のカードを貰える、という情報をウェブ上で至る所で見つけることができます。人の駐在員のブログを見ていると「アメリカ転勤を言い渡されたのでアメックスを作りました!」という記述を見ます。
しかし、割と最近なのかどうかわかりませんが、米国へのアカウントトランスファーの条件には「12ヶ月以上の会員履歴があること」というのがあります。要するに米国駐在が決まっていきなり作ったからって、米国に来てすぐ米国のカードへの切り替えはできないんです。このことに触れられているウェブ上の記載もほとんどなく、「アメリカ転勤を言い渡されたのでアメックスを作りました!」のあとの後日談もほとんど書かれてないのです。
私は一時期アメックスユーザーでしたが、AAユーザーだったため、アメックスではAAにマイルをつけられないことと、会費が高い割にその恩恵を受けたという実感が大してなかったため、解約していました。ダメもとで出国前に再度入会しなおして、ソーシャルセキュリティ取得後米国のアメックスに電話をしたところ、「お前は12ヶ月未満だからだめだ。昔も合わせると12ヶ月以上だと?知らん。直近12ヶ月が条件だ」とけんもほろろに断られました。
ですので、これから駐在で米国に雇用としている方、今アメックス会員でないならば無理して日本でアメックスを作る必要なんか全く有りません。12ヶ月も待つまでもなく、プレミオとかでクレジットスコアを上げていけば半年くらいで正攻法でアメックスくらい作れるようになります。
で、ウェブ上であまり語られないクレジットヒストリーのない駐在員がいきなりクレジットカードを作るもう一つの方法があります。シティバンクがクレジットヒストリーのない外国人に対して、在米オフィスでの在籍証明と年収証明さえ職場が発行してくれれば、企業駐在員用の審査基準でクレジットカードを発行してくれるのです。クレジットヒストリー無しでOKです。ここはアメリカです。イギリス人等欧州系のみならず韓国人や中国人、お隣カナダ人等、会社の命令でアメリカに転勤になる人なんかゴマンといそうですので、米系の銀行がそうした需要を満たすカードを作っていない方がおかしいですよね。
ですので、私もアメリカでの1枚目のカードはシティバンクで1万ドルの限度額のものを発行してもらいました。シティバンクに銀行口座も持っているとオンラインで、銀行口座と一緒にカードの使用状況、残り枠の状況を確認でき、その場で銀行口座から都度振替で返済もできるので非常に便利です。]]>
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