IE9ピン留め
変わりゆくファベーラ
先日は出張で南米に言っておりました。簡単にいえばブラジルです。出張ですので会社の資金をつかって訪問しておりますので、ブラジルのGDP見通しがどうのとか、消費動向がどうのとか、銀行セクターのcredit availabilityがどうのとか、そういうのは社内レポートだけに留めなければなりませんが、会社へのレポートには関係ない部分での気づきでも今回はお話ししてみようかと思います。

今回のネタは「ファベーラ」です。ファベーラとは一言で言えばスラムです。ブラジルに行かれた方は大抵、空港と市内への移動の際にご覧になると思います。いかにもみすぼらしい今にも崩れそうな住宅が密集した区域のことです。ファベーラの多くは、ブラジルの北東部や西部などの農村地帯の貧しい地域からサンパウロやリオデジャネイロ他大都市に出てきたものの、多くの場合お金もなく着の身着のまま出てきた場合もあり、空き地を不法占拠したことが成り立ちになっていることが多いそうです。

(長くなりますので続きはこちらをクリック)
# by linate | 2012-01-26 12:49 | その他 | Trackback | Comments(0)
夏学期の真っ最中です
夏はフルタイムの学生はインターンの時期ですが、職業人向けプログラムであるパートタイムMBAコースは夏も当然のように授業が続きます。夏にも授業を展開することで、フルタイムと比べても卒業までの期間があまり長くならないようにという配慮もあるようです。

春学期は午前と午後に別の授業を12週間に渡って取る時間割でしたが、夏学期は期間を前後に分けて各期間1日6時間の授業を6週間取る時間割で展開されています。なぜ春学期のようなスタイルではないのか?と言うとおそらく教員の夏休みの確保のためでしょうね。パートタイムの夏学期はもっと正確に言えば3期間に分けられており、最初の2期間が上記のとおりなのですが、最後の1期間はSummer Intensiveと呼ばれており、日曜日も含めてたった4週間で1科目を終わらせるという過酷なスケジュールが展開されます。さすがに日曜までも学校に通いたくもないしそれを取らなければならないほど卒業までの期間を焦る必要もないので、私はスキップしましたし、クラスメートの大半もさすがにインテンシブは…とスキップしているようです。

夏学期履修しているのはミクロ経済と財務会計です。ミクロ経済も昔学部の教養でやったなあ、というレベルですが、ゲーム理論がデフォルトで組み込まれているのはビジネススクールらしい構成だなあと思いましたが、アメリカの学部の教養レベルのミクロ経済では当たり前なんでしょうかね。日本だと、ゲーム理論は基礎や原論の段階では取りあげられてはいなかったように記憶していますが。

そして今現在は財務会計の授業の真っ最中です。昨日が中間試験で、再来週が期末試験です。Financial Accounting & Reportingというのが正式な授業のタイトルですが、財務諸表の読み方、というよりはReportingという文字通りjournal entryから始まって要するに簿記の世界です。財務諸表の読み方、というよりはつくり方の方ですね。銀行員時代、自己啓発()で簿記をやらされたのでこれもさして新味も面白みもなく、ということで昨日の3時間の中間試験は1時間20分で終えてさっさと退場しました。

統計とか簿記とかミクロ経済とか、waiveしてもっと別のところに金と時間を使いたいんですけど、waiveの条件が簡単ではなく、しょうがないのでコア科目にはすべて付き合うことになりそうですが、今後やってくるマクロ経済とかファイナンス基礎もすっ飛ばしたいんですよねえ。他の、日本の上位大学の経済や商、経営学部を出たような人って、こちらのMBAコースのコア科目に金と時間をかけることをどう思っていたのでしょうか。
# by linate | 2011-07-25 12:41 | 学生生活・留学 | Trackback | Comments(3)
マンハッタンの不動産市場
ニューヨークの不動産市場は金融業界の雇用がドライブしているということは以前のエントリーでも書いたとおりですが、ここに来てその金融業界の雇用に暗雲が垂れこめているのは皆さんもニュースでご承知のとおりかと思います。ここしばらく、どこの投資銀行が何千人削ったとか、今度はスイス系の金融機関も首切りだとかそんな話ばっかりです。どういうわけだか米国では無名の私のメールボックスにもどうやって調べたんだかわからないんですが、最近首になったと思しき見ず知らずの若者からのレジュメがぽつぽつ飛び込んできます。当然無視なんですけど。

実はマンハッタンの住宅市場は賃貸相場は去年の春頃、私が引っ越してきた頃が大底でした。それ以降は上昇に転じていたんですが、売買市場に限って言えば今年のQ1の時点でも一部地域の一部価格帯に限ってのみ底打ちが見られたという程度で、全体としてはまだ下落傾向が続いていました。通常のサイクルであれば、まずは賃貸市場が売買市場に先行して回復することで、賃料/不動産価格で得られる利回りの上昇にモメンタムがついてくるので、そこで売買市場が回復してくるはずでした。ニューヨークもその兆しが一部見られていたのですが、NY市のアウトプットの4割を占め、高額所得者も多い金融機関の雇用が逆回転をし始めると、当然ながら賃貸市場のモメンタムも一旦は天井を見るでしょう。雇用の見通しが悪い中、売買市場も当然ながら賃貸市場と反した動きを取ることはなかなか想定しえません。

つい最近賃貸契約の更改を終えた知人の中には10%以上の値上げを強気に提示され、なくなく飲まざるを得なかったという人もいましたが、彼らの契約の切れ目のタイミングの何と悪かったことか。私の契約は1年弱残っていますが、いずれにしても来年には出て、別の地域へ住み替えようかと思っていますので、本音としては住宅市場の低迷は願ったりかなったりではあります(笑)
# by linate | 2011-07-23 12:59 | NY・アメリカ生活雑感 | Trackback | Comments(0)
春学期も終わりに近づきつつ
今週末に統計の授業のテスト、組織論の授業のグループプレゼンをこなすと、Sternでの初めての学期が終了いたします。

統計の授業は学部時代の統計のやり直しなので、新味も面白みもあるわけもなく。

そして組織論は恐れていた通り、私の興味の埒外という感じで、やわらかすぎて、そんな一般化でほんまにええのん?と疑ってかかってばかりで面白みを全く感じないわけであります。プラスグループワーク、というまさに悪夢。

グループワークは避けられないにせよ、リーダーシップだの組織管理だのそういう科目は選択科目では可能なかぎり避けるべきだと認識した次第。
# by linate | 2011-05-03 10:44 | 学生生活・留学 | Trackback | Comments(0)
Pre-term orientation weekend
今週末は土日両方ともSternの春(と言っても1月末…)入学パートタイム学生向けのオリエンテーションの為にビレッジのキャンパスに出向いていました。

オリエンテーションですので、大講堂に集められてDeanのありがたいつまらないお話に始まり、卒業要件の説明に始まり、IT設備の利用方法、各専門コースの教授による専門コースの紹介をこなした後は、250名程度の入学生が受講曜日ごとに各々50人ずつの5つのグループに振り分けられ、各グループでのicebreaking session(要は自己紹介やって話して仲良くなりましょう的イベント)が行われました。

それにしても周囲の話を聞いていて驚いたのが、はるばる遠くからやってくる人の多いこと。私のクラスだけでフィラデルフィア、ボストン、同じ週内でも通勤圏のはるか先のアルバニーから通ってくる学生がそれぞれ複数名います。それぞれWhartonやHBS、MIT Sloan等有名校を擁する街ですがそれら有名校はパートタイムを用意していません。あまり深くは聞きませんでしたが、アメリカ人にとっても2年間無収入になった上で年間数万ドルの学費を払うというのはやはりキツイのかもしれません。ウィークデイはしっかり働いた上で、毎週末はるばる数時間かけて車や電車で通ってくる方がネット支出としては少ないでしょうから。聞くところによると、ある年には毎週フロリダやユタから遠征してくる学生もいたとか。ただ、パートタイムはフルタイムより学費は高いんですけどね。卒業要件の60クレジットを取るのにざっくり$100Kはかかりますから。

卒業要件のついでに書いておくと、パートタイムプログラムは60単位のうち必修は33単位で、残りの27単位が選択科目です。1科目3単位とすると、9科目しか選択は取れないという計算です。やや必修に偏っているなあというのが率直な印象。

そして今後1年間共にするスタディグループの編成も行われました。私のグループのメンツはインド系男女2名、中国系女性2人、日本人は私1名の計5名となりました。マイノリティだらけだなあと一瞬思いましたが、よくよく考えるとインド系、中国系はアメリカのアカデミアではもはや少数派などとはとても言えない存在であり、リアルマイノリティは日本人の私だけでありますね。それにしても白人の男性が居ないというのは今後のグループワークで吉と出るのか凶とでるのか。

ということで、次の土曜日からいよいよ授業が始まります。統計と組織内でのリーダーシップのおはなし。前者は楽しようと思ってますが、問題はグループワークも絡むし柔らか系科目の後者。正直苦手です。
# by linate | 2011-01-31 11:48 | 学生生活・留学 | Trackback | Comments(0)
NY駐在バイサイドアナリストの一日
アナリストの1日は8時起床から始まります。遅い?知ったこっちゃあるか。嫁さんがつくってくれるおいしい朝ごはんをかきこんだら、家を出るのはだいたい8時半。8時40分バス停到着。

バスが来ねえよ。

そして9時ぎりぎり出社。出社早々は東京の本社からオーバーナイトで届いたメールを片付ける。例えば、前四半期にパフォーマンスが良かった(悪かった)銘柄のディスクロージャー資料に載せるためのコメントを書いたり、保有銘柄のうち前夜急落した銘柄についての釈明を求められたり、そういうの。その後、パフォーマンスが良いと分かっていれば東京から毎日送られてくる個人パフォーマンスファイルを見る。悪いと分かっている場合は見ない。

その後はその日に決算が出ている銘柄があれば、決算プレスリリースを見ながらExcelで作ってる自分の財務モデルに数値を入力しながら決算内容を確かめたり、カンファレンスコールを聞いたり。あ、ちなみに四半期ごとの個別銘柄の決算レポートは私はいちいち書きません。そんな暇があれば新しいアイデアを検討したり、新たなリサーチ対象のモデルを作る時間にあてたいです。

そうこうしているうちに昼飯時。月に何度か担当セクターの経営者やアナリストとのランチミーティングに呼ばれるのでできるだけ出るようにしている。会場はブローカーの本社のダイニングルームだったり、そのへんのレストランだったり。ランチミーティングは飯を食わせてもらえるからって別に特別扱いされているわけでもなんでもない。FidelityやNeuberger Bermanのような大所は自分から出向くなんてせずに、企業の経営者やアナリストが直接彼らのオフィスに出向いて1対1の濃密なミーティングの機会があります。一方、我々弱小バイサイドはそういう場には呼んでもらえないので、ランチミーティングという名のグループミーティングにしかお呼びがかかりません。グループでは一人当たりの質問チャンスも当然少なく、皆が質問しようしようと様子を伺い、前の人間の質問への回答が終わりそうと感ずるやいなや、完全に経営者がしゃべり終わってないのに自分の質問をしゃべりはじめる投資家がいるなど、グループミーテイングでは質問するのも一苦労です。まさに戦場です。調子が悪ければ全然質問できずに終わるなんて日も。まあ、本当にしたい重要な質問なんてのは実際は2〜3程度なのですけどね。一方で、グループミーテイングでは他の投資家の懸念事項や注目点も解ったりするので、良し悪しではあります。投資は美人投票ですので、自分の独善的なビューを持っているだけではダメで、他の投資家と自分の見方の違いはどこにあるのか、コンセンサス的なビューと自分のビューの乖離はどうなりそうなのか、常に他人の意見との差を意識し続けなければならないので、グループミーテイングはそういうのを確認できる場所でもあったりします。

ランチミーティングから帰ってくると、今度は次の銘柄会議に向けた資料作成。私はWordできっちりしたレポートを書くことは殆どなく、PowerPointのスライドがレポート替わりです。PowerPointは左はテキストボックス、右に上下2つの図表というレイアウトをスタンダードにし、左のテキストボックスには12ポイントの文字でびっちりと右のグラフの解説やそこから敷衍される自分のビューをひたすら書き込みます。

もうひとつのツールはExcel。Excelで投資候補企業の財務モデルを作りこみます業績予想をはじき出します。財務モデルはセルサイドのアナリストからももらうことはできて、それを使えば手っ取り早いんですが、過去数年の財務データも入力しつつ、自分で作った方が何がこの会社の成長ドライバーで、何がボトルネックなのかがよくわかるので、時間がある限りは財務モデルは自分で作るようにはしています。ただ、時間との兼ね合いで、ブローカーのモデルを使うこともありますが、将来の業績予想のドライバーとしてどんなKPIを選択するか、どこまでドライバーを細かく分解するかとかに、アナリスト個人の会社や業界に対する見方が反映されるので、セルサイドのモデルを使っていると、そのモデルを作ったアナリストのレールの上を走らされているようであまり気分がよいものでもありません。

財務モデルの骨子を創り上げると、今度は将来予想の数値をより精緻にするために、企業と電話会議を行います。業界全体の動向はどうなのか、そのなかで個別企業としてどんな製品を売ろうとしているのか、どのようにシェアを拡大させるのか、コストインフレを反映できるほどのコンフィデンスを今持っているのか、設備投資に対する考え方、目標レバレッジ、余剰キャッシュフローの使途は、等々ひと通り聞きます。電話相手がIRであれば、割と細かい数字の話を、経営者やそれに近い人であればビッグピクチャーを聞いたりと、話す相手により質問内容を変える必要があったりします。経営者に細かい数字について聞いてもわかってないから答えらない可能性も高いですし。

そして夜になり東京が朝を迎えると先ほど作りこんだスライドをもとに東京との銘柄会議を電話で行います。自分の個人成績がいいうちは私が一方的に推奨銘柄を喋るだけですが、成績が悪いと詰め詰め会議になるので、その時のパフォーマンスによって雰囲気は全然違いますです、ハイ。最近はまあ割と良いと思います。

そしてようやく帰宅の途につきます。だいたいいつも7〜8時くらいには会社を出る感じですかね。

バスが来ねえよ。

帰ってからも気になる銘柄は自宅からウェブを駆使していろいろ調べたり、果てはその場でモデルや資料の作り込みも始めたりすることもあります。この仕事はネットさえあればどこでも出来る仕事ですし、むしろ会社よりも自宅の方がPCやネット接続環境は良好ですので、家のほうが仕事がはかどる、なんて場合もあります。
# by linate | 2011-01-26 12:55 | 仕事 | Trackback | Comments(2)
エマージング株式投資は本当にホットなのか?
最近非アジアのエマージング企業もカバレッジを広げておりまして、ちまちまとラ米だのアフリカだのの企業とのミーティングにも顔を出すようになっています。

最近はエマージングで完結した大型のM&Aも話題になる昨今で、エマージング市場への株式投資もホットだぜい!てな記事をあちこちで見かけるわけです。

我々弱小日系投資家は欧米ブローカー主催のカンファレンスで、先進国の大企業との個別ミーティングを取るのは結構難しかったりします。なぜなら、運用残高が少ないことっと回転率が低いせいでブローカー各社に十分なコミッションを払ってないからと、ミーティングする投資家を選ぶ権利が企業側にある場合企業側に認知されてないからです(*)。ところが、エマージングの場合は今をときめいているはずの大企業とのミーティングが1対1であっさり入ったりする場合もかなりあります。そして、グループミーティングの場合の参加者も、ああ、こいつまたいるなあ、とほとんど数少ない投資家同志で顔なじみ状態に陥っていたりします。

と、ここから思うことは、今世界中が注目しているエマージング株式投資も、みんなベータを取りに行っただけで満足してしまっているのではないかなと。要するに、アルファの源泉はエマージングは先進国との比較でまだ残されているのではないかと。もちろんエマージングの個別企業分析・投資には言語や情報密度、規制等様々な難しさや制約条件があるのは事実です。それでもなお、ベータで十分なのは先進国の特に大型株であって、アルファを取りに行くべきはエマージングなのではないかな。そして、実はニューヨークやロンドンでも競合が少ないという現在の状況は、私のようなぺーぺーなエマージング投資家にもそこそこのチャンスが有るのではないかなあと思うに至るわけです。

ただ、一方でエマージングのウェイトはMSCIベースでたった2割。日本の機関投資家からのエマージングアクティブでのマンデートはまだまだこれからという状況。金になるかならないかといえば微妙といえば微妙ではあります。

ということで、エマージング株式投資はある意味ホットに違いない、ということで今日はこのへんで。

* そもそも我々日系投資家のグローバル株におけるプレゼンスの低さは、委託者である年金が外資系の運用会社に委託してしまっており、日系に配分されるグローバル株の運用シェアが低いからというのもあります。
日本人が持つグローバル株へのエクスポージャーはかなり大きいはずです(数字がなくて恐縮です)。日本人のプレゼンスが低い、というよりは、本来日本人としてクレームすべきプレゼンスが外資系の運用会社に掠め取られてしまっているといったところでしょうか。
# by linate | 2010-11-27 08:33 | マーケット雑感 | Trackback | Comments(0)
進学することになりました。
4年半くらい前にもCornellのホテルスクールからも合格証をもらいながら、学費をファイナンスできずに結局断念した経緯がありましたが、また最近NYUのパートタイムではありますがビジネススクールから合格証をもらいました。来年の1月末からサラリーマン生活の傍らで10年ぶりの学生生活をスタートさせることになります。

Cornellのホテルスクールは1年間のコースでしたが、1年間に詰め込んだだけあって学費は6万ドルしました。ただ、目の前のビジネススクールのJohnsonは外国人学生でもローンを受けられる制度があったのに、ホテルスクールには外国人向けのファイナンスのオプションが5000ドルの奨学金以外一切なかったのです。そんなこんなで泣く泣くあきらめざるを得ませんでした。が、卒業後就きたいと思っていたホテルを専業とした不動産ファンド業界のその後の状況を見るにつけ、行かなくてよかったあ、と思わなくもなかったりします。

Sternもパートタイムは学費という面ではクソがつくほど高いです。卒業までの学費はざっくり$100Kします。ただ、今回は働きながらということもありますし、他の人がするような車を買うとかそういう贅沢をしない分、学費につぎ込むと思えばまあいっかなあ、と無理やり自分を納得させながら、進学することになりました。

ということで、このブログもビジネススクールブログと化しそうな気がしています。
# by linate | 2010-11-06 13:51 | 学生生活・留学 | Trackback | Comments(2)
服装
ニューヨークはアメリカの中ではリベラルな都市とは言われていますが、こと男性サラリーマンの服装に限って言えばアメリカの中でもトラッドというか、西海岸との比較論ではありますがきっちりした服装が好まれる都市です。通りを歩くと、東京ほどではないにしろ夏の暑いさなかでもネクタイをキッチリ締めてジャケットを羽織って歩いている男性を多く見かけます。

ただ、金融業界はどうも違うようです。確かに証券会社のような営業をする側の人々はいくらクソ暑かろうが、スーツを来ているようですが、バイサイドとなるとやや日本人の感覚からすると?という格好をしている人に多く出くわします。カンファレンスのジェネラルセッションのような、経営者とアナリストの対話を一聴衆として聞くだけならラフな格好でも全く問題はないとは思うのですが、彼らはそのラフな格好のままミーティングにもやってきます。よく見かけるラフな格好だなあと私が思うパターンとしては、
・ジャケットを着ていない(ドレスシャツとスラックスのみ)
・チノパンにポロシャツ
といった感じです。ジーンズを履いてきてる人もたまにいます。

こういうのはカンファレンスのようなやや大人数がいて、一人ひとりにそんなに服装とかそんなどうでもいいことで注目やプレッシャーを浴びない環境だからかなと思っていたら、ディナーミーテイングのような少数のみが集まる、かつフォーマルな場に行っても、当地のバイサイドのラフな格好は特に変わることも有りませんでした。年上の経営者はネクタイまで締めてやってきているというのに。

一人の人間としてみたら、バイサイドの20〜30代の若造なんぞよりも、上場企業の経営者の方がナンボも人生経験、能力、稼ぎどれもこれも大きいに決まっていているのですが、そこは投資する側のほうがエライというお国柄なのですかねえ。

日本人の感覚だと普段はカジュアルな格好で仕事をしていたとしても、人と会う時くらいはきちんとスーツを着るというのが大抵の人の感覚だと思います。私も郷に入れば郷に従えといえば聞こえはいいですが、易きに流されてしまい、最初は経営者のミーティング時にはネクタイをしない程度のフォーマルな格好だったのが、夏になるとジャケットを着るのをやめてしまいました。

あーあ。
# by linate | 2010-08-12 09:26 | 仕事 | Trackback | Comments(0)
クレジットカード
このポストは各銀行のクレジットカード部門のロスレシオがどうのこうのというおはなしではないことだけは最初にお断りしておきます。

いろんな人は「アメリカはクレジットカード社会だ」と言いますが、これはおそらくそのとおりでしょう。スーパーやドラッグストア、コーヒーショップでのどんな少額の買い物でもこちらではクレジットカードで当たり前のように決済しています。現金をほとんど持たなくてもどうにかなるというのは、言い過ぎでも何でもなく、むしろCash Only!という店舗のほうが見つけるのに苦労するくらいです。ですので、クレジットカードはないと生活が色々と面倒なので持たざるを得ません。デビットカードがあればいいじゃないか、と言う人もいそうですが、オンラインでの買い物の場合、デビットカードを受け付けていない場合が多く、オンラインショッピング全盛のこのご時世に、それはやはり辛いのですよ。

「アメリカ 駐在 クレジットカード」というキーワードで検索をかけると、クレジットヒストリーも何も無いまっさらの状態で到着したばかりの日本人にとってのクレジットカードの入手の仕方が色々と書いてあります。そのクレヒスまっさらに日本人がアメリカに到着して作れる米国発行のカードは大別すると、(1)オリックス系のプレミオカード、(2)アメックスを日本のアカウントから米国アカウントへ切り替える、の2つでしょうか。

前者のプレミオカードは、日本人の駐在員をターゲットにしたカードで、審査基準は日本でのカードの審査基準と同様で、アメリカのクレジットヒストリーは見ません。ですので、どういう企業に何年務めていて、年収はどれほどあるのか、といったことがまず重要視されるようで、普通の日系企業の駐在員であればdeclineされることはまずなく、そこそこの限度額のカードが到着早々もらえるようです。ANAとかとの提携カードもあるので、マイレージを気にする人にもいいかもしれません。

後者のアメックスは、グローバルに与信と決済ネットワークの維持管理の両方を行っているJCBと並んで数少ないクレジットカード発行会社です。ですので、国をまたいだ転居を行う場合、発行国の切り替えも可能です。ですので、日本からアメリカへ転居する場合、電話一本で特にアメックスでの履歴に問題がない限りはアメリカ発行のカードを貰える、という情報をウェブ上で至る所で見つけることができます。人の駐在員のブログを見ていると「アメリカ転勤を言い渡されたのでアメックスを作りました!」という記述を見ます。

しかし、割と最近なのかどうかわかりませんが、米国へのアカウントトランスファーの条件には「12ヶ月以上の会員履歴があること」というのがあります。要するに米国駐在が決まっていきなり作ったからって、米国に来てすぐ米国のカードへの切り替えはできないんです。このことに触れられているウェブ上の記載もほとんどなく、「アメリカ転勤を言い渡されたのでアメックスを作りました!」のあとの後日談もほとんど書かれてないのです。

私は一時期アメックスユーザーでしたが、AAユーザーだったため、アメックスではAAにマイルをつけられないことと、会費が高い割にその恩恵を受けたという実感が大してなかったため、解約していました。ダメもとで出国前に再度入会しなおして、ソーシャルセキュリティ取得後米国のアメックスに電話をしたところ、「お前は12ヶ月未満だからだめだ。昔も合わせると12ヶ月以上だと?知らん。直近12ヶ月が条件だ」とけんもほろろに断られました。

ですので、これから駐在で米国に雇用としている方、今アメックス会員でないならば無理して日本でアメックスを作る必要なんか全く有りません。12ヶ月も待つまでもなく、プレミオとかでクレジットスコアを上げていけば半年くらいで正攻法でアメックスくらい作れるようになります。

で、ウェブ上であまり語られないクレジットヒストリーのない駐在員がいきなりクレジットカードを作るもう一つの方法があります。シティバンクがクレジットヒストリーのない外国人に対して、在米オフィスでの在籍証明と年収証明さえ職場が発行してくれれば、企業駐在員用の審査基準でクレジットカードを発行してくれるのです。クレジットヒストリー無しでOKです。ここはアメリカです。イギリス人等欧州系のみならず韓国人や中国人、お隣カナダ人等、会社の命令でアメリカに転勤になる人なんかゴマンといそうですので、米系の銀行がそうした需要を満たすカードを作っていない方がおかしいですよね。

ですので、私もアメリカでの1枚目のカードはシティバンクで1万ドルの限度額のものを発行してもらいました。シティバンクに銀行口座も持っているとオンラインで、銀行口座と一緒にカードの使用状況、残り枠の状況を確認でき、その場で銀行口座から都度振替で返済もできるので非常に便利です。
# by linate | 2010-07-06 00:21 | NY・アメリカ生活雑感 | Trackback | Comments(3)
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